放射線とは、大気や媒体を通して移動するエネルギーのこと。 物質として不安定である放射性物質が壊れる(崩壊)時に生まれます。 実は人間は、ごく普通に生きている中でも放射線を浴びています。      放射線は、宇宙に、空気中に、地球に、そして岩に存在し、人間を含めたあらゆる物質と反応できるだけのエネルギーを持っています。 つまり放射線は、細胞にダメージを与えることができるのです。 ここでは、様々なタイプの放射線について、そしてそれらが人間に及ぼす影響を説明します。        【電離放射線:アルファ、ベータ、ガンマ】      電離放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線の3種類があり、原子や分子から電子を電離(イオン化)する高いエネルギーを持っています。これらの放射線は全て、細胞レベルで生物にダメージを与えます。        【アルファ線】  アルファ線は、ほんの数センチしか移動できなく、皮膚を通り抜けることはできません。 ですが、傷口から入ったり、吸引または摂取してしまった場合には極めて有害で、ベータ線やガンマ線よりも深刻です。 体内に入ると直ちに自分の持つ全てのエネルギーを周囲に放出します。      被ばく源 
  ・ラジウム=岩、土、地下水源に存在。
  ・ラドン=低濃度だがほぼ全ての岩や土に存在。
  ・ウラン=全ての岩や土に存在。しばしば原子炉や武器に使用される。
        身体への影響
    ・ラジウム=白内障、免疫系の低下、乳ガン、肝臓ガン、貧血、骨ガン
  ・ラドン=肺ガン、胃ガン
    ・ウラン=肺ガン、肝臓ガン、骨ガン、肝臓損傷
  ・共通=放射能中毒、吐き気、頭痛、下痢、死(極端な例)        身を守る    服を着ることによって皮膚を守ることができます。 眼や傷口をカバーすることも大切です。        【ベータ線】  ベータ線は、高いエネルギーを持ち、高速で移動する電子または陽電子です。 サイズは小さく、アルファ線よりも長い距離を移動できるので、より広範囲の細胞にダメージを与えます。        透過力
    ある程度貫通性があります。 ただし、貫通する間にエネルギーは失われるので、細胞へのダメージも少なくなります。 水なら最大2センチまで、人間なら新しい皮膚細胞を作る基底層まで貫通します。        被ばく源
    胎児、そして小さな子供は細胞分裂のスピードが速いため、ベータ放射線による細胞の突然変異(DNAなどが変化すること)を起こしやすくなります。
 ・ストロンチウム90=環境、食物連鎖上に広く存在。
 ・ヨウ素131=原子炉での事故によって環境に放出され、食物連鎖に入り込む。 半減期は8日で、なくなるまでにそれほど時間はかからない。       身体への影響
  ・ヨウ素131=甲状腺ガン
  ・ストロンチウム90=白血病、骨ガン、骨付近の軟部組織のガン        身を守る    服には一定の保護効果があります。 高密度の生地であればあるほど効果があります。        【ガンマ線】    電磁放射線です。 電離放射線の中では最大のエネルギーを持つので、潜在的な有害性はより大きくなります。        透過力
    アルファ線やベータ線よりも透過能力が高く、大気中を何メートルも移動できます。 人間の身体の組織を何十センチも貫通でき、全ての臓器に被ばくのリスクがあります。        被ばく源
    自然界に存在する放射性核種、主にカリウム40から放たれます。  ・カリウム40=土壌、水、肉やその他の食品、ラジウム、人工の放射性核種        医学的用途
    放射性画像、CTスキャン、ガンの放射線治療に広く使われる。          身体に及ぼす影響
    細胞の遺伝物質を妨害して遺伝子変化を誘発させる、内臓器官の重度の損傷、子世代に生物学的損傷、死        身を守る    鉛エプロン、または数十センチのコンクリートの壁は、ガンマ線の防御壁の役割を果たします。          【放射線源(画像参照)】    ラドン=42%  建物、土壌=18%  宇宙=14%  医療=14%  食料、飲料水=11%  原子力産業=1%          【被ばく量と身体への影響】    被ばく量と発症するまでの時間(無治療の場合)    単位:1Sv=1,000mSv=1,000,000μSv    ・吐き気=0.5Sv:数時間  ・嘔吐=0.7Sv:数時間  ・髪が抜ける=0.75Sv:2〜3週間  ・出血=1Sv:2〜3週間  ・腸粘膜の破壊=10Sv:2カ月以内  ・中枢神経系の損傷=20Sv:1〜2週間  ・意識喪失=20Sv:数分内  ・死=10Sv:1-2週間、20Sv:数時間から数日          【確率的影響(長期)VS. 確定的影響(急性)】      確率的影響    低レベルの放射線を長い期間に渡って被ばくすると、確率的影響が起こります。 確率的影響とは、被ばくによって起こる「可能性」がある身体への影響です。    ・ガンの誘発=細胞あるいは分子レベルの損傷、細胞が制御不可能なスピードで増殖、原子や分子の結合を壊す、DNAの変化(突然変異)、被ばく量0.5Sv以上でガンとの関連性がある        確定的影響
    チェルノブイルのように、高レベルの放射線を短期間で被ばくすると起きる影響です。 ・ガンではない身体への影響(直ちに発症)=火傷、放射線病/放射線中毒、吐き気、衰弱、髪が抜ける、臓器機能低下、早期老化、死        【様々な放射線量の比較】    人間は、自然から様々な放射線を浴びていますが、特に影響はありません。しかし、長い期間で放射線が蓄積されると、ガンのような悪影響をもたらします。    0.01 mSv(=10μSv)の放射線を浴びると、平均寿命が約1.2分減ります。  これは、「歩道を3回横断する」「タバコを3口吸う」ことと同等のリスクになります。    ・ニューヨーク/ロサンゼルス間を飛行機で往復した際の宇宙線量=0.03mSv
  ・歯のレントゲン1回=0.04〜0.15mSv
  ・胸部のレントゲン1回=0.1mSv
  ・マンモグラム1回=0.7mSv  ・1年間の体内のカリウムの自然放射線量=390μSv=0.00039Sv  ・1日のバックグラウンド放射線量=10μSv=0.00001Sv  ・1年間のバックグラウンド放射線量=約3.65 mSv=0.00365Sv  ・治療しても死に至る放射線量=8Sv  ・チェルノブイリ原子炉の爆発および溶融の数分後に、原子炉心の隣で10分間過ごした際の放射線量=50Sv  ・福島原発から半径10km以内にいた場合の1時間あたりの放射線量=約110μSv     放射線から自分の身を守るには、まず相手の正体を理解することが大切です。 もし何かが起きた時にはこのデータをぜひ参考にして、落ち着いた行動を心掛けましょう。 (rocketnews24.com)       ツイートこの記事をつぶやく
       この台湾の予想図の動画を見たら怖くなりますよ!!      予想図      福島第一原発事故。 各紙で枝野官房長官が気象庁に放射性物質の拡散予測の公開を指示したと報じられているが、日本に先駆けて台湾の政府直属の最高学術機関・中央研究院が 「福島原発放射能塵(ほうしゃのうじん)拡散予報図」 を発表しました。       放射線に汚染された空気中のチリの濃度と拡散予想を動画形式で見ることができる。      予報図によると、放射能塵は4月6日から台湾に到達し始め、7日には台湾全土をすっぽりと覆われている。 放射能塵は日本列島を中心に北はロシア、西は朝鮮半島、南はフィリピン、ベトナムにまで到達するという。 台湾中央気象局も同様の予測を立てている。      中央研究院は公開にあたり 「これはシミュレート結果であり、観測値ではない。 参考にとどめてほしい」 と注意を促している。    この予報図は、「福島第一原発で大規模な放射線漏れが起こり、半径20キロ圏内で1時間に100マイクロシーベルトの放射線が検出された」 という前提の下、風向、気圧等の気象条件を加味し作られています。      このシミュレーションは信憑性が高いとされているが、気象状況に大きく左右されるそうだ。 つまり天気予報が外れれば、シミュレート結果と実際の観測値とは異なる可能性があるということだ。      また、日本列島について言えば、被災地以外でも8段階のうち7段階目の放射能塵(ほうしゃのうじん)濃度予報が出ているが、7段階目の範囲は毎時10マイクロシーベルト~100マイクロシーベルトと他の段階に比べると広く、数値という点においてはあまり参考にならない。 拡散範囲の参考にとどめておくべきだろう。 日本気象庁による拡散予測の公開が待たれるところです。  (rocketnews24.com)          ツイートこの記事をつぶやく
     東京電力の勝俣恒久会長は30日、都内で会見を開き、福島第一原発の事故や放射性物質放出による被害について、「心から深くおわび申し上げます」 と謝罪。      同原発1~4号機は 「今の状況を見ると、おそらく廃止せざるを得ない」 と言明しました。        廃止は当然だろう!!       チュルノブイリのようにコンクリートで固めるしかないんじゃないの??         ツイートこの記事をつぶやく
     「放射能を浴びると遺伝的障害を受ける」 という考えは“常識”のように語られるが、これはデータから否定されている。      原爆投下を受けた広島、長崎で医療機関や政府機関が実施した調査によると、被曝者から生まれた子供の小児死亡率、染色体異常の発生率、身長・体重などの異常は 「全く認められない」 という結論が出ている(放射線影響研究所調査)ことを、どれだけの日本人が知っているだろうか。      放射線によって遺伝子異常が生じることは、理科などでもハエやマウスの実験で紹介されるため、そう思っている人が多いが、人間の場合、遺伝子異常があると受精卵が着床しないなどの防御機能があり、遺伝的障害は起きないというのが科学的常識なのだ。     それで子供が生まれにくくなるというデータもない(もともと大半の卵子は着床しないため)。  (news-postseven.com)       ツイートこの記事をつぶやく
     ベクレルは物質が放射線を「出す」量。 1秒間に1個の核分裂が起きて放射線が出る量が1ベクレルだ。      これに対し、放射線を「受ける」量(吸収エネルギー)はグレイという単位が使われるが、人体への影響をはかるためには、単に受けるエネルギー量ではなく、放射線の種類ごとに、その量をはかる必要がある。 種類により体に与える影響が違うからだ。      それを加味し、「体への影響」を数値化したものがシーベルトだ。 例えば、原発事故などで多く発生するベータ線やガンマ線では、1グレイ=1シーベルトだが、アルファ線ならば1グレイ=20シーベルトである。 アルファ線は飛ぶ粒子の質量が大きいなどの理由で、1つの放射線が人体に与えるダメージが大きいからである。 (news-postseven.com)       ツイートこの記事をつぶやく
     東京電力は27日、福島第一原発2号機のタービン建屋内のたまり水から通常の炉内の1千万倍の放射能を検出したと発表後、夜になり 「違う物質と間違えた」 と会見、さらにその訂正を28日未明に再訂正しました。      26日にもタービン建屋で計測した場所や数値を大幅に訂正した。 情報を共有できず、高い放射線の場所で関連会社員が被曝(ひばく)する事故も起きた。 情報伝達の不備が、混乱に拍車をかけている。      2号機のたまり水を調べた際、減り方が極めて早いヨウ素134という物質について採取時点の放射能を逆算すると、1ccあたり29億ベクレルとなった。 通常の1千万倍にあたる。 これほど大量に検出されれば、炉内で核分裂反応が起きている可能性すらある。 原子力安全委員会は再評価するよう東京電力に求めた。      東電が再度測ると、ヨウ素134なら急速に減るはずの放射能が、さほど減っていなかった。 東電は27日夜、「減り方がもっと遅いコバルト56と間違えた可能性がある」 と発表。 しかし、28日未明の会見で 「コバルト56ではなくセシウム134だった」 と再び訂正した。 午前の会見で 「検出した」 と発表していた別の2種類の物質も、実際には出ていなかったという。      武藤栄副社長は 「(分析した)内容を吟味する過程で十分でないところがあった」 と話した。      東電の広報担当者は、「測定結果が不確実な可能性があっても、公表しなければ、後から 『隠していた』 と批判を浴びる」 と悩む。 経済産業省原子力安全・保安院も、同じ理由で公表を優先したとしている。 (asahi.com)          なんだかな~~  どれを信じていい分からないし重大なことを隠している気がしてならに!!??    それと、気になるのが社長が1度記者会見に出て以来出てこないのはどうして?? これも謎だなぁ!!         ツイートこの記事をつぶやく
             シーベルト      福島第一原発の事故の影響で、牛乳やホウレンソウから放射性物質が見つかりました。 飲んだり食べたりしても大丈夫なのか?をまとめた。       ホウレンソウや牛乳が放射能で汚染されているの?     福島第一原発の事故では、ヨウ素やセシウムなどの放射性物質が周辺に広く飛び散った。 それが、ホウレンソウの表面に降り注ぎ、検出された。 汚染された草や水をとった牛の乳からも見つかった。         どれぐらいの値なの?     厚生労働省の規制値に比べると、ホウレンソウからは3~7・5倍のヨウ素が見つかった。 牛乳からも最高5倍のヨウ素が出た。 規制値は、今回の事故をきっかけに、厚労省が暫定の値として設けたものだ。         汚染された食品を食べたり飲んだりしても大丈夫なの?     食品の安全性基準は厳しい値に決められている。 健康に影響を与えかねない値より、かなり余裕をもって設定されている。 だから、「ただちに健康に影響が出るわけではない」という見方で専門家の意見は一致している。 あまり心配し過ぎてもいけないようだ。         汚染された食品をとると、体はどれぐらい被曝(ひばく)してしまうの?     今回、ヨウ素に汚染されていることが分かった福島県の牛乳を約1リットル飲むと、人体が受ける影響は、約33マイクロシーベルトという値になる。 これは胃のX線集団検診を1回受けた時に受ける放射線量の約20分の1。    最も高い値が出た茨城県のホウレンソウを洗わずに1キロ食べたとすると、約330マイクロシーベルトになり、胃のX線集団検診を0・5回受けた値にあたる。         それは、どのぐらいのリスクなの?     そう大きくはない。 単純に比較はできないが、妊婦がX線撮影などを受けるとき、胎児へのリスクは、少なくとも5万マイクロシーベルトまでは問題がないとされている。 ただ、上限の判断は難しく、米国の学会や審議会の間でも15万マイクロシーベルト~5万マイクロシーベルトと幅がある。         時間がたてば、放射能は弱くなるの?     放射線の量が半分になるまでの期間を「半減期」という。 ヨウ素の場合は8日と短い。 セシウムは30年と長く、長期間、放射線を出し続ける可能性がある。 その土地で育った草を家畜が食べ続けると、肉などの畜産物も汚染されてしまうかもしれない。         今後はどんな注意が必要なの?     汚染地域は広そうだ。 農産物が流通に乗る前に、どれぐらい汚染されているか、早く調べる必要がある。 ヨウ素は半減期が短いとはいえ、大量に取ると子どもでは甲状腺にたまってしまい、がんになる危険がある。 とりわけ、原発周辺地域に住む子どもには注意が必要だ。         食べる時にできることはないの?     元原子力安全委員の松原純子さんは 「気になる人は流水で洗って。 葉の表面についた放射性物質を落とすことができる」 と話している。 ホウレンソウをお浸しにするとヨウ素、セシウムを50~80%除去できるとの実験結果もある。 秋田大名誉教授の滝澤行雄さん(公衆衛生学)は 「熱湯でゆでてあく抜きするのも有効」 と言う。 熱で放射性物質は分解しないが、洗い流す効果があるようだ。         牛乳はどう?     液体はこうした方法は採れない。 ただ、牛乳で規制値を超える値が検出された福島県川俣町では全酪農家が震災で出荷していなかった。 仮に同程度の値の他地域の牛乳を続けて飲んでいたとしても、事故から1週間と時間が短く放射性物質の総量は限られる。 いま店頭や家庭にある牛乳を捨てる必要はない。         どういう経緯で分かったの?     17日に厚労省が地方自治体に調査を求め、19日に結果が出た。 全国消費者団体連絡会事務局長の阿南久さんは、すぐに調査を始めて結果を公表し、問題の食品を1年間食べ続けた場合の影響を示したのはわかりやすいという。 ただ、調査の全容が明確でないのが気になるという。 「調査内容や数値の意味をわかりやすくかみ砕き、消費者はどうすればいいのか、具体的行動に結びつく説明を添えてほしい」 と注文している。         すでに出荷された農産物はどうなるの?    A 食品衛生法では、有害物質を含む食品の販売を禁じているが、放射能についての基準はない。 このため、厚労省は今回、根拠のない風評被害を防ぐため、急きょ暫定規制値をつくり、対応した。 でも、規制値を超えるサンプルが出た日の出荷分しか止められない。 検査日より前に出荷されたものについて、大塚耕平厚労副大臣は 「自主的な対応になる」 と話している。         今後の対応は?     規制値を上回っても食品衛生法では、調査対象となった農産品をつくった農家の出荷だけしかとめられず、出荷停止の判断も都道府県に委ねている。 このため、政府は、原子力災害対策特別措置法に基づき、福島県と茨城県のホウレンソウ、福島県の牛乳の出荷を政府判断で停止する検討を始めた。      これまでも、茨城県で起きたJCO事故などで周辺から出荷される農水産物の風評被害が起こるなど、食品の放射能汚染は問題になった。 風評被害や消費者の不安を解消するため、食品安全委員会などによる丁寧な説明も必要だ。  (asahi.com)       ツイートこの記事をつぶやく
     東京都は15日、都内で核反応生成物のヨウ素とセシウムをわずかに検出したと発表しました。     東日本大震災で被災した福島第1原発爆発事故の影響とみられる。    放射線量は同日午前10時台で、14日の20倍以上に当たる毎時0.809マイクロシーベルトだった。    桜山豊夫福祉保健局技監は 「爆発の影響と考えられるが、都民の健康に影響を及ぼす数字ではない」 と話しました。  (jiji.com)      今、NHKでのラジオ放送でも身体に影響はないと話していました。       ツイートこの記事をつぶやく
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