俳優の大泉洋(39歳)が、自ら執筆したエッセイを一挙収録した 「大泉エッセイ~僕が綴った16年」 が、4月19日にメディアファクトリーより発売される。 価格は1,300円(税抜き)。              大泉洋        同書は大泉の執筆文を初めてまとめた形で出版する、ファン待望の書籍。 北海道を拠点に活動していた1997年から2005年まで、雑誌3誌で連載していた幻の原稿では、大学時代のエピソードや、レギュラー放送当時の 「水曜どうでしょう」 での裏話、TEAM NACSについて、さらには家族のことなど、“大泉ワールド” が全開の内容だ。      そして自身を振り返った書き下ろしでは、ローカルタレントから全国区へ、急激な変貌を遂げた心情と自負について、大泉が 「大泉洋という奴」 について独白するなど、その本音がギュッと詰め込まれた熱い原稿となっている。      また、新たに書き下ろした原稿で、大泉自身が 「水曜どうでしょう」 について初激白。 大泉が考える 「どうでしょう」、レギュラー放送終了の意味など、「どうでしょう」 ファンはきっと胸が熱くなる、彼の秘めた想いが告白されている。      表紙の装画は、大泉自身が子どもの頃からファンだった 「タッチ」 のあだち充が担当。 書籍の装画は初めてというあだちが、1997年当時の若かりし大泉を描く。      今回の書籍について大泉は 「あだち先生は作品のイメージと違って、粋でバンカラな感じで、対談では 『悪いか、バカやろう!』 なんて僕にツッコミを入れて下さり、感動しました(笑)。 あだちさんは僕の青春時代を支えてくれた方。 どれだけ先生の描いた作品の世界に憧れたか分かりません! そのあだち先生に自分を描いてもらえるというのは、この上ない喜びと同時に、ほかのファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 でも、僕も40歳になるまで休まず頑張ってきたから! 装画はきっと、40歳の自分への神様がくれたご褒美だと思って素直に喜んでおります。ありがとう神様!」 と喜びのコメント。      また、あだちは 「大泉さんって 『ズルイ人だ』 と思いますね。 一瞬で 『忘れられない』 存在感ありますから。 装画はプレッシャーばかりかけられて、描き難くってしょうがないですね(笑)。どんなものが出来ても文句を言わないように!」 とメッセージを贈った。 ( narinari.com)                        ツイートこの記事をつぶやく
                        ロジカルシンキング        あなたは 「ロジカルシンキング」 が出来ているだろうか?        そんなもの仕事をする上での基本じゃないかと思う人も多いだろう。 確かにその通りなのだが、業務が進まなかったり、組織内での不協和音が発生するときは、だいたいロジカルに物事を考えられていないときが多い。          『コクヨの5ステップかんたんロジカルシンキング』 (下地寛也/著、中経出版/刊)はコクヨで研修事業を担当する下地氏が “他人に正しく伝えるためのスキル” としてロジカルシンキングを分かりやすく説明する。        ここでは、ロジカルシンキングが出来ていない状態でよく使われるNGワードを紹介する。この言葉が出てきたら業務の進捗が遅れる可能性大だ。          ■ 「言わなくても分かっているよね?」      よほど親しい仲であれば、余計な説明はいらずとも協力し合えるものだが、初めて一緒に仕事をする人がいたりする環境であれば、それは不可能なこと。 自分の言ったことが自分の意図とは違って解釈されてしまうケースは多々ある。         説明不足によって      「あれはどうなった?」      「こんな風にしてみました」      「全然俺が指示したものが反映されていないじゃないか」        となるのだ。 こうなると、その仕事は一からやり直しとなる。        ロジカルシンキングは伝えたいことを分かりやすく、的確に伝え、動いてもらうためのスキルなのだ。          ■ 「とりあえず思いついたので」      これは経験のない仕事をしたときによく出てくる言葉だ。問題解決の手順をまったく理解していないことを意味しているので、思いつきで発信しないよう、問題定義→原因究明→解決策検討の順番で考えていこう。これだけでもスッキリと仕事が進むはず。ロジカルシンキングは問題解決の場でも重要な思考法だ。          ■ 「やり方が分からないのでできません」      経験したことのない仕事を与えられたとき、出てきがちなこの言葉。 実はこの言葉はロジカルシンキングがきちんと活用できていないからこそ、出てくる言葉といえる。        ロジカルシンキングができている人はやったことがない仕事でも、まずは調べようとする。 例えば社内の詳しい人に聞いたり、関連書籍をあたるなど、冷静で前向きな行動を取ろうとする。 ロジカルシンキングができている人は冷静に状況判断ができるのだ。            ■ 「○○について話したいのですが」      誰かに相談したり、議題の確認をするとき、こう言ってしまうことはないだろうか。 この言葉の問題は、ただ話のテーマを漠然と設定しているだけで、論点が何なのか明らかになっていないという点だ。 そのため、着地点のない話をダラダラと続けることになる。        例えば         「どのように残業を減らすべきか?」        「なぜ連絡ミスが頻繁に発生にするのか?」       など論点を明確にすることが大事。        また、論点の前に状況(背景)を述べることで聞き手はスムーズに話に入っていけるようになる。 これもロジカルシンキングのテクニックの一つだ。          ロジカルシンキングは業務を円滑に進めたり、問題解決をするための思考法であり、実践で使えなければ意味がない。 日々のビジネスのコミュニケーションに活かすことで、業務がどうしても遅れてしまう問題が大幅に改善する可能性があるのだ。        もし、上記のようなNGワードが出てきたら、注意したほうがいいだろう。(getnews.jp)                      ツイートこの記事をつぶやく
       3月4日付けのオリコン “本” ランキングBOOK(総合)部門では、先週2位に急上昇した85歳のシスターが説く生き方指南本、渡辺和子 「置かれた場所で咲きなさい」 (2012年4月23日発売・幻冬舎)が、週間3.3万部を売り上げ、昨年の6月4日付け、25日付けに続く通算3度目の首位を獲得した。                置かれた場所で咲きなさい        今年に入り、昨年のロングセラー作品が首位を獲るのは、1月21日付けで阿川佐和子 「聞く力心をひらく35のヒント」 (文藝春秋)が獲得して以来2作目。 2月11日に発表された発行部数100万部突破のニュースが新聞やテレビなどで大きく取り上げられセールスが拡大、先週は2位に急上昇していた 「置かれた場所で咲きなさい」 だが、今週はそれを受けさらに売り上げを伸ばすことになった。 週間売上3.3万部は先週の3倍となる。        「時間の使い方はいのちの使い方。 置かれたところで咲いていてください」 「無理に咲けない時は、次に咲く花をより大きい美しいものとするため、代わりに根を下へ下へと降ろし根を張りましょう」 など、今いる場所で精いっぱい生きることの尊さを説く同作は、東日本大震災の被災者にも共感を得たという。 心に傷を負った人、ストレスを抱えた人をいたわる優しい励ましの言葉が胸に響くのだろう。 震災や不況の影響などで先行きが見えず不安な今こそ必要な作品なのかもしれない。しばらくプームは続きそうだ。        そのほか今週のBOOK(総合)部門は、大ベストセラーとなった 「中国嫁日記」 の著者による描き下ろし最新コミックエッセイ 「月とにほんご中国嫁日本語学校日記」 (アスキー・メディアワークス)が初登場で2位に、放射線科医・近藤誠による医療や薬の弊害とそれらをいかに使わずに長生きするかを説いた近藤誠「医者に殺されない47の心得」 (アスコム)が先週の14位から上昇し、初のTOP10入りで3位にランクインした。 (narinari.com)                          ツイートこの記事をつぶやく
                       日本の地下水が危ない        数年前から、外国資本による日本の水資源の買収が相次いでいることが話題になっているが、その事態は深刻化しているという。        これまで日本の水問題について執筆活動を行ってきたジャーナリスト、橋本淳司氏の新刊となる 『日本の地下水が危ない』 (幻冬舎/刊)は、水資源をめぐる諸外国の動きや、日本が水問題に対してどのように取り組んでいるのか、そして今の課題について迫っている一冊だ。      新刊JPニュースでは今回、橋本氏に対して、本書の内容を中心に自治体が地下水の危機に対しどう取り組めば良いのか、報道の裏で一体何が起きているのかについて質問することができた。 今回はインタビューのその前半をお送りする。 橋本氏の提言は重要な示唆を与えてくるだろう。 (新刊JP編集部)            ―まず、日本の地下水がここまで海外資本の手に忍び寄られているとは思いませんでした。以前にニュース番組でこうしたことが起きているということは見たことがありましたが、日本人はまだこのことに無関心であると思いますが、橋本さんはどのようにお考えですか?        「多くの人は、水や食料を商品として考えることはできても、実際にその水がどこからやってくるのか、食料がどこで生産されているのかをリアルにイメージすることができなくなっています。        水道水、ペットボトル水、宅配水など、生活していくのに水は欠かせませんが、それらは蛇口から出るものであったり、スーパーで売られているものであったり、軽トラックで運ばれてくるものであったり、いずれも商品です。 消費者が商品に求めるものは価格と品質のみ。 生産過程にはたずさわっていないので水源のことは考えません。 水源地の買収、水源の枯渇とメディアで報じられても、遠い国の出来事のようにしかとらえられない。 じつはここに危機の本質があります」        ―この水資源の危機は、単なる海外資本の進出というだけの話ではなく、日本における農村の衰退やコミュニティの崩壊、さらには先祖伝来の土地を守るという伝統的価値観の消失といった、構造的な問題も含んでいるように感じますが、橋本さんはどのようにこの危機の要因を捉えていますか?          「海外資本が買うと言われますが、見方を変えれば売っている日本人がいるということ。 林地が売られる原因の1つは林業の低迷です。 日本の木材自給率は2割。 外国産材があふれ、生産コストや人件費がかかる国産材の需要は減少し、林業は商売として成り立たなくなりました。そのため山を手放したいという地主が増えました。      収益は生まず、管理費用と税金だけがかかる林地は地主にとって重荷です。 「外国人だろうと日本人だろうと買ってくれるなら誰でもいい」 「水が欲しいというのなら水はある。 外資だって金さえ出してくれるなら売ってしまいたい」 と言い切る人もいます。        森は保水機能、浄水機能をもち、地主だけでなく周辺地域によい影響をもたらす共有資産ですが、そうした見方がされることはありません」』          ―橋本さんがジャーナリストとして取材や調査をするなかで、日本人が持っている地下水や水源に対しての価値観の変化を感じることはありますか?          「水の安全性を求める一方で、持続的な水利用という視点が欠落しています。 2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、地下水利用は活発になりました。 地下水は、水資源として安定していますし、取水が容易で費用が安い。        そして放射性物質の影響を受けにくい。 地表が放射性物質に汚染された地域でも、放射性物質は地表数センチのところに止まっているため、深いところにある地下水は影響を受けにくい。 地下水が直接汚染されない限り、表流水よりも安全だといえます。        震災後の1年で掘られた井戸は2万本と推計されています。 個人による地下水利用が増加したこともありますが、企業の地下水利用、既存ボトル水メーカーの増産、ボトル水事業への新規参入も増えました。 2011年のペットボトル水市場は、生産量317万2207キロリットル(前年比26%増)、販売金額2347億5200万円(同26・72%増)と量も金額も大きく伸びました。        外国資本が森林を買収、水資源に近づいていることはメディアで報じられていますが、既に、中国富裕層向けの宅配水事業が始まっていることはあまり知られていません。 中国資本の水源地買いには神経を尖らせるマスコミも、日本企業が水源地を購入、外国に持ち出すことには寛容です。        これだけ地下水利用が活発になると 「枯渇しないだろうか」 という懸念が当然起こりますが、地下水量は把握されていません。自治体で地下水量のデータをもっているところは、ごくわずかです」          ―現在、中国やシンガポールが日本の水源を狙っているとありましたが、今後、日本へ触手を伸ばす海外諸国や海外資本は増えていくのでしょうか。          「 「水源地を買収したからといって、地下水をポンプで汲み上げ、輸送するには莫大なコストがかかる。 だから外国資本が林地を買ったからといって、それは水目的ではない」 「水はコストをかけて輸送するより領海の海水を淡水化した方が安く、安定供給できる」 という見方があります。        外国資本が林地を買い、水を汲み上げたとしても、それをどのように運ぶかがポイントになるのですが、じつは思わぬ方法で水を運ぶことができます。 土地を購入して水資源を奪うという意味は、水を運びだすとは限らない。 そこで農業をして、できた食料を運び出すという方法があります。        エチオピアでは未開発地が中国など外国資本に次々に借り上げられています。 国内で未開発の耕作適地は6000万ヘクタール。 日本の国土の約1・6倍です。50~99年の長期契約で、借地料は1ヘクタール当たり年間10ドル程度。 ですが農産物は輸出用で、地元農民の口にはほとんど入りません。 エチオピア国民の1割に相当する800万人が現在も食料支援に頼って生きています。 これはエチオピアのなかに中国ができたのに等しいのです。        外国資本が日本で農地を購入する可能性もなくはありません。 日本の農地は狭く、大規模集約型の農業には適さないとして、いまは注目されていません。 しかし、深刻な水不足になればどうでしょう。 広くて水のない土地と、狭くて水が豊富にある土地で、どちらが農業生産に適しているか。        そこで地下水を汲み上げ農業を行い、自国に食料を輸送します。 それが大量の水を効率よく奪う方法だからです。 地域にとって農地を失うことは、単なる生産の場を失うことではありません。共同体を失いことでもあります。 地域の人間関係が消え、そこに育まれた文化が失われます」        ―橋本さんは本書で地下水を管理する法律がないことを指摘していますが、これまでの地下水の管理はどのように行われてきたのでしょうか。          「よく外国人に 「日本で土地を買うと地下水が好き放題くめるというのは本当か」 と聞かれます。 「好き放題というわけではないけれど、土地所有者に地下水利用権がある」 というと、とても驚かれます。        民放第207条に 「土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ」 という規定があります。 つまり、法的には土地の所有者に、その地下にある水の利用権があると解釈されています。        地下水はこれまで 「私のもの」 と解釈されてきました。 昭和13年の大審院の判決では、「土地の所有者はその所有権の効力として、その所有地を掘削して地下水を湧出させて使用することができ、例えそのために水脈を同じくする他の土地の湧水に影響を及ぼしても、その土地の所有者は、前者の地下水の使用を妨げることはできない」       とされています。 でも、当時は手掘りの井戸で小規模な取水しかできなかった時代です。 揚水技術の発達した現代と状況は明らかに違い、これを拠り所にするのは時代錯誤といえます。 それに地下水は、地面の下に止まっているものではありません。 地下水は地下を流れる川なのです。 だから土地所有者のものであるという考え方は、実態と違っています。        たとえば飲料水メーカーの取水口があるとします。 このメーカーは自分の土地の下にある自分の水を汲み上げているわけではなく、自分の土地の下を流れるこの地域の共有物を汲み上げていることになるのです」(getnews.jp)                       ツイートこの記事をつぶやく
                       いいひと戦略        エントリーシートや会社説明会など、就活が本格的にはじまりだすのがこの時期。 できれば大手企業に採用されたい。 あわよくばGoogleやFacebookなんて、時代を牽引するような有名企業なんかに入れたら……。 でも知識も経験も技術もない自分には、そんなこと夢のまた夢か……。        ちょっと待ってほしい。 そこで諦めるのはまだ早い、それは夢で終わらないかもしれない。 というのも、じつは、GoogleやFacebookが採用しようとしている人材は、知識や経験や技術を持った超天才ではないというのだ。        そんな衝撃的な事実を教えてくれるのが 『超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略』 (マガジンハウス)だ。 作者はあの 『新世紀エヴァンゲリオン』 を生み出したアニメ会社ガイナックスの設立者、岡田斗司夫。 彼は、21世紀の超情報社会では、個人が生き延びる戦略として 「いいひと」 になることが最適であると説き、本で 「いいひと」 のなり方や、なぜ 「いいひと」 が必要とされているのかなどを書いている。        本によると、GoogleやFacebook本社の役員クラスの人に 「あなたたちの会社では、どういう人材を求めているんですか?」 と質問したところ、こういった答えが返ってきたという。            「good natured person」。 直訳すれば 「好人物」、つまり 「いいひと」 だ。 そう、GoogleやFacebookの採用方針は、なんでもできる超天才のようなスキル重視のものではなく、人格重視というのである。 なぜ、こういった採用方針になったのか。 その背景にあるのは、インターネットというインフラが整えられたこと。 これにより、スキルを持った人材を探すのがかんたんになったのだ。 そうすれば 「スキルが高い人なんて、本社に置かなくても外にいくらでも転がっている」 という意識が生まれるのも致し方ないことだろう。 よって、本社に置きたいと思う人材は、周りの人の仕事の邪魔をせず、揉めごとを起こさず、楽しく協力し合える 「good natured person」 になるというわけだ。        どうだろうか。夢を諦めかけていた就活生にとっては、まさに希望のような話なのではないだろうか。        でも 「いいひと」 なんて、どうやってなればいいの? そう思われる方も多いだろう。 大丈夫、本では 「いいひと」 になるためのポイントを教えてくれている。 その具体的な内容も、かんたんなもの。          要は 「イヤな人」 がやることをやらないようにすればいいのだ。      「欠点を探す」      「改善点を見つけて提案する」      「陰で言う」      「悪口で盛り上がる」      「悲観的・否定的になる」      「おもしろい人、頭の良い人、気の合う人だけで集まる」。        これらをやめるようにするだけで、あら不思議。 自然と 「いいひと」 に近づいていくと本には書かれている。        実際のところ、「いいひと」 になるだけで、GoogleやFacebookに入れるかどうかはわからない。 しかし0%の確率が、1%になるのかもしれないのだから、試す価値はあるだろう。ダメで元々、だけどもしかしたら、その先には、輝かしい未来が待ってる……かも。(ddnavi.com)                     ツイートこの記事をつぶやく
                      アップル驚異        アップルストアは、いつ訪れても製品のデザインに負けず劣らず洗練されているイメージがある。 余計なものを置かず、すっきりとしている点は、まさしくアップルの製品コンセプトに重なる。      しかし、アップルの成功要因について、スティーブ・ジョブズのプレゼンや製品の革新性にフォーカスされることはあるものの、アップルストアがクローズアップされることは少ない。        ベストセラーとなった 『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』 シリーズの3冊目となる 『アップル 驚異のエクスペリエンス』 (カーマイン・ガロ/著、井口耕二/翻訳、外村仁/解説、日経BP社/刊)は、このアップルストアを通して顧客を大ファンに変える法則を説明する一冊だ。        顧客満足度が高い例としてよくあげられるのがディズニーランドだが、アップルストアとこのディズニーランドには大きな共通点がある。      ジョブズファンなら常識かもしれないが、ジョブズは生前、ディズニーの最大株主であり(現在はジョブズの妻が家族の信託財産としてディズニーの株式を管理している)、ウォルト・ディズニーを尊敬し、ディズニー社が一貫して優れた顧客体験をどう生み出してきたのかを研究していたという。 また、ディズニー社もディズニーストアの立て直しでジョブズからアドバイスを受けている。      そのため、アップルストアとディズニーランドのサービスは似ているところが多い。本書から3つ、ピックアップして紹介しよう。        ■ セレクション      まずは人材を選ぶ段階。 アップルで優先するのは 「ビジョン」だ。 アップルのビジョンを共有でき、「この惑星で一番愛されるテクノロジーを生み出すという役割を自分もにないたい」 と思う人を採用する。 そこに、コンピューターの知識は必要ない。 アップルの製品に愛を持っていて、さらに現場で相対する 「人」 について詳しく知っている人がいいのだ。 一方、ディズニーもセレクションの際にはビジョンや文化が優先される。      普通の組織ではまず仕事があり、その上で業務をこなせる人が採用されるものだが、アップルやディズニーのやり方は、それとは正反対といえるだろう。        ■ コミュニケーション、社内の環境      普通の組織では、現場と上層部はなにかと対立しがちだ。 しかし、アップルもディズニーも、そういった企業から考えれば驚くほど風通しが良いようだ。        アップルでは、こんな例が紹介されている。とある従業員が自分の勤めているアップルストアの入り口にあるガラスドアについて、CEOのティム・クックに直接電子メールを送り、実際にクックから返信が来たことがあったというのだ。 一方で、ディズニーは、リーダーたちは勤務時間の60%をキャストやゲストと一緒に過ごすべきとし、そこでフィードバックループを起こしている。        また、ジョブズは亡くなる前、アップル社員に 「ジョブズならどうするだろうか」 と考えて欲しくないと述べていたという。 それは、組織のトップに立つ人が考えることを優先するのではなく、自分が正しいことをしろというメッセージである。 それはアップルストアの従業員でも、ジョブズに正面からぶつかることができる環境をアップルは用意しているのだ。          ■ 従業員たちへのケア      従業員たちのモチベーションを高く持つためにいろいろな仕掛けを用意しているのも、2社に共通する特徴だ。      普通、現場スタッフはリーダーでもない限り、本社の経営が一体どんな状況になっているのかあまり知る機会がないのではないだろうか。 しかし、アップルでは現場のスタッフたちも四半期業績報告会に参加し、財務状況について説明を受ける。 ただ、会議は退屈なものである。 30分で数字の報告会は終わり、その後、2時間30分は懇親会が開催される。 単なる 「会議」 ではなく、現場スタッフが交流し合い、絆を深めるのだ。      ディズニーはキャストたちのモチベーションを落とさぬように、リーダーたちがユニークな承認方法をたくさん用意している。      優れた顧客サービスは現場の従業員たちによってもたらされるということを、この2社は知っているのだ。        アップルストアで働くスタッフたちは 「アップル」 というブランドを分かりやすく顧客に提示する必要がある。 もちろん、インターネット上からでもアップルの製品の魅力は伝えることができるし、スティーブ・ジョブズに関する本を読んでワクワクさせることができる。 しかし、実際に製品を手に取って試したい人が行く場所はまぎれもなくアップルストアだ。        そこでスタッフが顧客に対して、いかにアップルというブランドをプレゼンし、経験させるかというところで、そのブランドイメージは大きく変わってくる。        本書ではこんな風に述べられている。        アップルが求めているのは技術的知識ではない。 人間的魅力だ。 我々が生きるこの世界は、多様だからすばらしいとアップルでは考えている。 だから、アップルストアも多様性にあふれている。 鼻ピアスをしている? なんの問題もない。 アップルは歓迎してくれる。・・・アップルならもろ手を挙げて歓迎してくれる。(p41より引用)        どんな人であっても、アップルの製品が好きで、人間的な魅力にあふれているならば、力を発揮してくれると考えているのである。 頭がいいだけの人はアップルには必要ないのだ。        自社のブランドを顧客にいかに経験させるかということは、どの企業でも求められていることだろう。 一般企業であれば、現場にとって売上ノルマを最重要課題となるが、アップルストアはいかに手厚いサービスを提供し、アップルというブランドの価値を顧客に伝えるかということだ。      本書では他にも様々な一般企業との比較を通して、アップルストアが顧客をつかむ方法を解説しているので、その手法を知りたい人は本を開いてみるといいだろう。(getnews.jp)                       ツイートこの記事をつぶやく
                 アダルトサイト        経済の発展の裏側にはアダルト市場の力がある……とは、昔からよくいわれること。 アダルトビデオの登場がビデオデッキの普及につながったことは有名だが、日本におけるインターネットの発展の裏側にも、成人向けアダルトサイトの存在が一役買っているかもしれない。 というのも、アメリカの調査会社のデータによれば、世界のポルノ産業に対する日本の割合は21パーセントにものぼるといわれているため。 世界のオンラインポルノの市場規模は約4000億円。 そこから計算すると、日本国内のアダルトサイトの市場規模は約840億円に達するのではないかというのだ。        こうした興味深い数字が明かされているのは、『アダルトサイトの経済学』 (沢田高士/幻冬舎)という本。 実際にアダルトサイトを運営していた著者が、エロではなくお金をキーワードに、アダルトサイトの仕組みを明かした1冊だ。        アダルトサイトといえば有料制がビジネスの主流のように思うが、本書によれば、いまアダルトサイトのほとんどは無料サイトで、有料サイトは非主流派であるという。 もちろん、無料サイトの収入源は広告。 以前は 「決めた広告料で1ケ月間、広告する」 月極め広告が多かったようだが、現在は 「成果報酬タイプ」 のアフィリエイトがメイン。           著者の経験では、広告主の83パーセントは有料アダルトサイトであるそうだ。 当然、アダルトのアフィリエイトは割がいい。 一般のアフィリエイト報酬が売り上げの1〜3パーセントであるのに対し、アダルト・アフィリエイトの報酬は、だいたい売り上げの3分の1ほど。 1件の報酬は 「3000円程度」 であるという。 それでも 「アダルト・アフィリエイトはだいたい、3万アクセスで1件の売上」 というから、仮に日に4000アクセスを集めるサイトでも、月の収入は1万2000円となる。        しかし、アダルトサイトビジネスにおけるポイントは、「継続報酬」 というもの。 これは有料サイトのアフィリエイト広告を掲載し、そのリンク先で有料会員になった人が出た場合、最初の新規報酬だけでなく、その人が1ヵ月で退会せずに会員を継続すれば、その報酬も支払われるという仕組みだ。 有料サイトによって継続率に違いはあるが、「通常は25~40パーセント」 が継続するという。 多くはクレジットカード決済であるため、「わざわざ退会の手続きをとらない」 のである。 これにより、新規分とあわせて月3万円くらいの収入になるという。        この収入が大きいと感じるかどうかは人によるかと思うが、アクセス数をのばすためにコンテンツを集め、はたまた記事を書き、SEO対策を講じ、頻繁に更新をしていくことを考えると、結構な手間がかかることは確かだ。 さらには、現在は円高・ドル安の状態。 広告主である有料アダルトサイトの中には 「経営拠点を海外にしているところ」 があるため、報酬も米ドルで支払われることがある。 そのため、アダルトサイト運営者が 「円高で悲鳴をあげている」 というのだ。        それでも、運営にハマる人はハマるというのが、アダルトサイトの運営。 本書には、著者が出会ったというアダルトサイトの運営者たちの話も書かれているのだが、20代のサラリーマンに30代のカップル、50代と40代の夫婦など、「ごく普通」 の人々だったそう。 しかも、自分たちが撮影して楽しむ趣味を “小遣い稼ぎ” にしている感覚だったため、ビジネスとして本腰を入れるといった野心はまったく見られなかったという。 これは過去の事例なので、いまもそのような人々が運営者であることは少ないかもしれないが、じつに趣味的な時代もあったようだ。 また、以前、副業が禁止されている警察の警部補がアダルトサイトを運営し、広告収入を得ていたことから懲戒処分を受けた事例があったが、彼の場合は 「はじめはブログに自宅で飼っていた小鳥(インコ)のネタを書いていた」 とのこと。 どうしてインコがアダルト画像に変化したのかは謎だが、こちらももしかすると、小遣い稼ぎ感覚だったのかもしれない。          このほかにも、アダルトサイト運営の実践的ノウハウが多数紹介されている本書。アダルトサイトのカラクリを知りたいという人は、手にとってみてほしい。(ddnavi.com)                     ツイートこの記事をつぶやく
                        一瞬で        “口説く” という言葉があるように、異性と接近するためには、相手に 「どんなことを言うか」 が大事だと思われがちです。      しかし、『一瞬で相手の心を操る技術』 (内藤誼人/著、ソフトバンク クリエイティブ/刊)によると、これは実は大間違い。           発言内容が人間のコミュニケーションに占める割合はたったの7%。 残りの93%は声の調子(38%)や外見(55%)なのだそうです。      これが本当なら、相手の心に響く口説き文句を考えるよりも、外見や話し方を磨いたほうが、異性に接近するためには断然有効だということになります。 外見には生まれ持った容姿だけではなく 「しぐさ」 も含まれます。 そして、このしぐさが相手からの印象を大きく左右するのです。      今回は、本書のなかから、異性に不快感や不安を持たれるしぐさを紹介します。無意識にやってしまっているものがないか確認してみてください。          ■ 体のどこかをかきむしる      異性と対面している時、無意識に手足など体のどこかを掻いてしまっていたりしませんか?      この動作、落ち着きがなく見えるのはもちろん、不潔っぽく見えるためマイナスです。 体をかくという行為は目の前でされるとかなり目立ちます。 そのため話に集中できなかったりで不快感を持たれてしまうことも。      腕や肩だけでなく脚や頭など、無意識に体をかく癖のある人は、そのせいで対人関係が不利になってしまっていることが考えられるので、すぐにやめたほうがよさそうです。          ■ むやみにテーブルの上のものに触る        たとえば、気になる異性と二人で喫茶店にいるとします。 テーブルの上には飲み物のカップやコースター、ストローのケース、灰皿などさまざまなものが置かれていますが、これをむやみにいじるのも相手に不快感を持たれるしぐさです。        特に相手が話している時にこれをやってしまうと 「私の話をちゃんと聞いてくれてないのかな?」 と思われてしまい、心ここにあらずといった印象を与えてしまうかもしれません。        ■ 手をギュっと握っている      人間は極度に緊張したり、不安を感じるとものを握りしめる動作をします。        これは人間の生まれ持った反応であり、だからこそ人前でそれを行うと不安や緊張を感じているのがバレてしまうのです。 逆に、どんなに緊張していても、この動作をしなければ相手に不安を悟られることはありません。        もしあなたが異性に対して精神的に余裕があるように見せたいのであれば、コーヒーカップやフォーク、箸などを持つときは軽く、力を抜くようにしましょう。        言葉は口を閉じてしまえば出ることはありませんが、しぐさは相手と会っている間ずっとついてまわります。      もし、今回紹介したしぐさや行動に心当たりがあるなら、自分の人となりや性格とは別のところで異性から嫌われる原因を作ってしまっているかもしれませんので、本書で取り上げられている、人にいい印象を与えるしぐさを学んでみるといいかもしれませんよ。(getnews.jp)                        ツイートこの記事をつぶやく
       次期首相への就任が確実視される安倍晋三・自民党総裁がFacebook(フェイスブック)で 「愛読書」 を紹介したところ、アマゾンの売り上げランキングが上昇するというできごとがあった。          安倍総裁が2012年12月20日夜の投稿で取り上げたのは、百田尚樹さんが7月に上梓した小説 『海賊とよばれた男』 (上・下、講談社)だ。        出光興産創業者・出光佐三らをモデルに、戦後の逆境にありながら日本人としての誇りを胸に、国際石油資本カルテルを向こうに回して戦った男たちの生き様を描く。                     海賊と呼ばれた男          安倍総裁はフェイスブックの投稿の中で、作者の百田さんについて 「私の大好きな作家」 と述べている。             同作については、      
「日本が世界で一流国になるために努力をした人物の生涯が手に汗握るドラマとして読み易くスリリングに描かれています」      
と評し、リラックスして眠るための気分転換として同作を現在読み返していると明かした。              20日時点で 『海賊とよばれた男』 上巻は、アマゾンの書籍総合ランキングで100~150位前後に留まっていたものの、安倍総裁の投稿が拡散するとともに売り上げを伸ばし、21日14時の時点では総合52位に入った。 「経済・社会小説」 部門では1位を記録している。            百田さんは21日未明、安倍総裁の投稿を知り、Twitter(ツイッター)で 「大感激!」 とつぶやいた。 (j-cast.com)                          ツイートこの記事をつぶやく
       東日本大震災や福島原発事故は、日本人がさまざまな角度から検証と研究を重ねるべき重要課題だ。 地域振興とエネルギー政策が深くかかわってくる。 そこにユニークな大著・労作が二つ。 それぞれ東京新聞と朝日新聞がとり上げた。          エネルギー転換の名のもとで切り捨てられた歴史をひもと く『石炭の文学史』 (池田浩士著、インパクト出版会)は、現在の政策への批判がにじむ。 石炭から石油、そして原子力への流れは何を示すか。 もとの炭鉱や油井の近くに今、原発が建っているのだそうだ。                    石炭の文学史        たしかに 「脱石炭」 から石油による火力発電を経て原発に重点を置く保守政治がずっと続けられてきた。 それが 「真顔で語られていた近代日本のエネルギー政策の趨勢だった」 と、評者の文芸評論家・川村湊さんも東京新聞で言う。 そこから内外の炭鉱を舞台にした文学が生まれた。 本はプロレタリア文学、国策文学の側面を、膨大な資料から再構成する。          「過去を掘り起こす作業が、現在を、そして未来を改めて照らし出す」 と評者。 石油が石炭を滅ぼし、原子力が石油にとってかわるはずだった。          浜岡原発近くには相良油田が、柏崎・刈羽原発近辺には小さな油井群があったのは皮肉な偶然か、何か意図的な必然か。 そういえば福島原発と常磐炭鉱は同じ県内。 「エネルギーの廃墟」 に近接する原発の意味を考えさせる労作だ。            『東日本大震災と地域産業復興』 (I、II巻。関満博著、新評論)は、朝日に。 「一時的な美談集ではない」 と評者の山形浩生さんがいうとおり、東北全体の構造変化と被災地の製造業を中心とした復興を克明に記録した。          一方で、地域に以前からあった過疎、高齢化、交通条件の悪さ、アジア移転といった課題への取り組みも。被災地域復興の試みは日本産業全体にまでヒントを与えると、評者は受けとめている。          どちらも必要な視点だが、一般の読者には値段、分量ともにやや負担。 『石炭の文学史』 は6300円、2巻ものの 『東日本大震災と地域産業復興』 は3000、4000円近い。 誰でも手軽に買える安価でコンパクトな普及版・要約版をほしいところだ。 本は研究者だけでなく、むしろ普通の市民に読まれてこそ価値がある。          個別事情をとばしてまとめだけをという人に、評者の山形さんは同じ関満博氏の 『地域を豊かにする働き方』 (ちくまプリマー新書)を紹介している。(j-cast.com)                          ツイートこの記事をつぶやく
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