スマホは捨てろ        「今すぐスマホを捨てろ」      そう言われたら、あなたはすぐにスマートフォンを手放すことはできますか? だいたいの人は 『スマホなしの生活は想像しにくい』 と思うのではないでしょうか。 スマホは私たちの生活の中にすっかり定着しています。        しかし、スマホはそもそも10年前にはなかったもの。 20年前に遡ると携帯電話すら普及していませんでした。 だから、スマホなしでも生活できるはずなのです。      「スマホがないと生活できない」 は実は思い込みです。 経営コンサルタントの鈴木進介さんは、そうした世間の波にただ流されるだけの人を 「無難な人」 と名付けて、警鐘を鳴らします。        『スマホは捨てろ!』(扶桑社/刊)は 「無難な人」 の特徴、そのまま 「無難な人」 でいるとどうなってしまうのかを教え、そして長い間、時代の最先端にいられる “生き残る人” になるための処方箋を読者に提供してくれます。        ところで、「無難な人」 といういい方は、それほど悪い印象でもないですよね。      しかし、鈴木さんは 「無難な人」 についてかなり辛辣な批判を展開しています。 「無難な人」 の特徴は、世間の変化や社内の空気に合わせて行動しているので、いつまでたっても集団の中から抜け出すことができず、仕事で圧倒的な成果を残すこともできないこと。      いわゆる “社畜” のような状態になっているのです。      また、現代は変化が激しいですから、その変化に合わせていくだけでも大変なこと。 常に後追いになってしまうことは容易に想像できます。 そこに “自分らしさ” はありません。        では、具体的に 「無難な人」 とはどんな人のことを言うのでしょうか。 鈴木さんが本書の中で 「無難な人」 の典型例を箇条書きで羅列しています。 この中に当てはまるものはありませんか?        □ 自分は 「そこそこ」 仕事ができると思っている。    □ 現状のまま努力していけば 「なんとか」 会社に残れると思っている。    □ 心の奥底には 「漠然とした」 不安があるものの、何をすればいいかわからない。    □ 「それっぽい」 アイデアを出すのは得意。    □ 「とりあえず」 みんなの意見を聞いてみる。        いくつ当てはまったでしょうか。数が多いとかなり危険です。      しかし、こうした 「無難な人」 は基本的に能力が高く、組織の構成員としてはかなり有能な人が多いという傾向もあります。 そして、転職や独立など 「動きたい」 という意思と、今の会社で働き、リスクを避けたいという 「動けない」 という想いの狭間で葛藤しています。        鈴木さんは、本書を 「自分らしさを封印してしまった優秀な社員たちを 『社畜』 から解放される手助けをしてあげたい」 という想いでつづったといいます。      事実、「無難な人」 から抜け出すための心構えや行動原則、発想法、根回し術、勉強法などが丁寧に解説されており、読んだ次の瞬間、どう動くべきかが分かってくるはずです。 鈴木さんは今の30代は、40代・50代のバブル組がつかえて、まっとうに定年まで会社にいられるか分からない状況にあることを指摘します。      40歳以下の、これからの時代を創り出す若い世代の方々は、「無難な人」 にとって、今の自分を客観的に見るためのきっかけをもらえる一冊です。(getnews.jp)                      ツイートこの記事をつぶやく
                      世界のフツー      グローバル化が進み、国境を越えて活躍できる人材が増えつつある現代において、日本は各国に後塵を拝しているといわれる。 世界のビジネスパーソンが “フツーにできていること” を、日本のエリートビジネスパーソンたちの多くはできていないというのだ。      『そろそろ、世界のフツーをはじめませんか』 (今北純一、船川淳志/著、日本経済新聞社/刊) では、海外のビジネスシーンで活躍する二人の著者が、「世界のフツーができない日本人」 をテーマに、世界で活躍できる人材について語り合っている。      では、日本のエリートが苦手としている 「世界のフツー」 とはどんなことなのだろうか。 著者たちは、6つの 「世界のフツー」 を取り上げている。       1、自分の意見や見解を、複数の、しかも専門の異なる初対面の相手にでも、気おくれすることなく分かりやすく伝えることができる。      →海外では、「身内」 以外の人間に対して、自分の意見の発信力や説明責任能力が問われる。 「言わなくても伝わる」 ことはほとんどない。 自ら発信することが大事なのだ。        2、相手の話を聞いているときに、不明な点や理解できない部分、興味を持った点を率直に質問することができる。      →聞きたいことがあるのに周囲の顔色をうかがってしまうのは、日本人の典型的な悪癖。 海外では周囲の顔色を気にせず、聞くべきことを聞ける質問力、胆力、そして知的好奇心が求められる。        3、自分の見解について、異なる立場の他社からの質問や提案を受けた時に、建設的な対話を展開できる。      →日本人は 「恥をかく」 こと、「正解」 から外れることに苦手意識や恐怖心を持っている。 自分の見解を発信しても、そこに突っ込みが入ることを恐れているのだ。 逃げずに答え、建設的な対話ができるようにならなければいけない。        4、自分の国の歴史や文化、宗教、政治動向について相手から聞かれた場合、バランス感覚を持ちつつ自分の定見を相手にわかりやすく説明できる。      →日本では政治や宗教の話はタブーとされていることが多い。 しかし、さまざまな国から人間が集まっている環境では、それがアイデンティティとなる。 それをしっかりと自分から発信できることは重要なことだ。        5、日本人が自分一人という状況でも、多国籍のチームや組織の中で貢献できる。      →自分だけという完全なアウェー状態でも、日本人としての誇りや矜持をしっかり持てるだろうか。 国籍や宗教、文化的価値観など多様なバックグラウンドを持つ人たちと、お互いの価値観を認めながら、共同作業していく中でそれは試される。        6、ユーモアの感覚、遊び心がある      →ちょっとした、気の利いたジョークは場を和ませる最大の方法。 しかし、日本人の仏頂面は英語でも “Budda-like stone face” といわれることがあるほど。 ユーモアの感覚を持ち合わせることは世界で活躍する条件である。      この 「6つのフツー」 は、日本にいる限りでは克服して身に付けなければいけないものではない。 だから、どうしても身につけないまま、時間が過ぎ去っていく。    しかし、戦う舞台が海外であるならば必要とされる。 「郷に入りては郷に従え」 という言葉の通り、これらの 「フツー」 を遂行できないと、同じ土俵にすら立たせてもらえなくなる可能性もある。      ただでさえ、グローバル化が進んでいることを実感できる現代。 少し先の未来ですら、どうなっているかは分からない。 だからこそ、本書の内容は今後、生き残っていくための重要なヒントを与えてくれるはずだ。(getnews.jp)                       ツイートこの記事をつぶやく
       今週4月8日付けのオリコン “本” ランキングBOOK(総合)部門では、岸惠子 「わりなき恋」 (3月25日発売・幻冬舎)が、週間売上1.4万部で9位にランクイン、初登場TOP10入りを果たした。                 わりなき恋        「わりなき恋」 は、女優で作家の岸惠子が10年ぶりに書き下ろした作品で、自身と同世代である高齢者の恋愛と性をテーマに描いた恋愛小説。 妻子ある男性と深い関係になっていく初老のドキュメンタリー作家・伊奈笙子の、少女のように揺れ動く心の動きと共に、年齢を経て変わってしまう身体的な性の悩みや不安も描かれ話題となっている。      先週3月29日(金)には、朝の情報番組 「モーニングバード!」 (テレビ朝日)に自身が出演し作品について語っている上、今週も情報番組への出演が決まっている。 作品の完成度はもちろん話題性も充分、さらに著者自身の知名度もあることから、これからのメディア露出もまだ見込め、今後のセールス拡大に期待が持てる作品と言えそうだ。      なお、そのほか今週のBOOK(総合)部門は、近藤誠 「医者に殺されない47の心得」 (2012年12月13日発売・アスコム)が、週間4.2万部という、これまでの同作最高週間売上で3週連続の首位に。         茅田砂胡の人気シリーズ最新刊 「天使たちの課外活動3 テオの日替り料理店」 (中央公論新社)が2位、ゴールデンボンバー、樽美酒研二の 「ベストオブオバマブログ2」 (ユークリッド・エージェンシー)が3位に、また、人気漫画家のくるねこ大和、松本ぷりっつによる大ヒットコミックエッセイ最新刊 「くるねこ11」 (エンターブレイン)、「ぷりっつさんち2」 (主婦の友社)がそれぞれ4位、5位に初登場した。 (narinari.com)                       ツイートこの記事をつぶやく
                        サラリーマンは“ジム”である!? 「ガンダム」に例えたキャリア本が話題        君は生き延びることができるか──?      これは、人気アニメ 『機動戦士ガンダム』 において、各話予告の最後に必ず発せられたナレーター・永井一郎による決めゼリフである。          その言葉を戦場ではなくビジネスの世界に当てはめ、サラリーマンが世の中の荒波を生き延びるための考え方について、1冊のキャリア本としたのが 『僕たちはガンダムのジムである』 (常見陽平/ヴィレッジブックス)だ。 昨年秋に刊行されて話題となっている。        ガンダムの世界や登場人物をモデルにしたキャリア本としては、過去に 『シャアに学ぶ “逆境” に克つ仕事術』 (鈴木博毅/日本実業出版社)や 『ガンダムに学ぶ経営学―宇宙世紀のマネジメント・ケーススタディ』 (山口 亨/同友館)などが出ているが、本書はメインとなるネタ元が、脇役モビルスーツ(二足歩行のロボット兵器の呼び名)の量産機RGM-79(通称ジム)である点が異彩を放つ。 その内容も、単なる自己啓発やキャリアアップの秘訣などとは異なっているのだ。        一般的なキャリア本の場合、会社内の競争から勝ち上がるために必要なことが書かれているのが普通。 ひと味違ったアイディアを生み出すための意識づけ、効率よく仕事を処理して空き時間を使ってスキルアップ、さらには人と接する際の立ち回りなど……。 表現や着目点こそさまざまだが、目指しているのはその筋のスペシャリストになることだ。 『機動戦士ガンダム』 のモビルスーツにたとえるなら、他の追随を許さぬ高性能を誇る地球連邦軍のガンダム、もしくは敵対するジオン公国軍のエースパイロットであるシャア・アズナブルが操縦する、“通常の3倍のスピード” で知られるシャア専用ザクなどがふさわしいはずだ。        ところが 『僕たちはガンダムのジムである』 では、ストーリー中では単体で活躍する場面が皆無である量産機のジムが、読者の立場として位置づけられている。 これは、ある意味衝撃的なことだ。        ちなみに、筆者の常見陽平は熱烈なガンダムファンで、本書ではジムの 「最も印象的なシーン」 として、最初に戦闘に参加したシーンを挙げている。 このとき、ジムは敵方のシャアが操る水陸両用のモビルスーツ・ズゴックに果敢に挑むも、いとも簡単に土手っ腹を突き破られて敗北してしまう。 このシーンはガンダムの中でもかなり有名で、皮肉なことに、ジムはこれですっかり 「やられ役」 として定着。 以降は集団で登場するようになった。        しかし、常見はそうしたガンダム世界こそ日本の企業社会の縮図であり、サラリーマンは 「ガンダムではなく、ジムのようなもの」 としている。 ガンダムに限らず、実際の戦争においてもスーパー兵器ひとつで戦争の大局を変えられるほど甘くはなく、敵の拠点を陥落させるには、大部隊による制圧は不可欠なこと。 それは世の中においても同様で、ガンダムのような特別な存在は数えるほどしかいないし、そんな人ばかりでは会社は動かない。 むしろ、ジムのような多くの 「普通の人」 によって動いている、という考え方なのである。        とはいえ、誰だって自分がスペシャルな存在=ガンダムのようになりたい、 と思うもの。 だが、元リクリート社員である常見ならではの視点から、そもそも社員がそう思うこと自体、日本の企業社会のシステム的な問題であるとしている。 自分はジムであると知った上で、ではどのように生きていけばいいのだろうか?        本書では、企業に属し、いわゆる “歯車” として仕事をしていくということの価値や、自分の人生と会社との距離のとり方についても語られており、「ジムとして生きるのも悪くないかも」 と思える部分もある。 また読んでいくに従って 「ジムにだってできることはいろいろある!」 と熱くなるかもしれない。         ちなみに、ジムは第1作の 『機動戦士ガンダム』 以降の続編において、ガンダムほどの性能には届かないものの、特別にカスタマイズされた機体や新しいモデルが続々登場している。 そうした側面も内容上しっかり押さえることで、明るい未来を指し示しているところにも希望がもてる。        また、たとえ話の多くにはガンダムに出てくるシーンや設定が引用されている。 ガンダムを搭載している母艦・ホワイトベースの乗組員をさして、「まっさらな未経験者を組織に招き入れ、育成していくという流れは、まるで日本企業の新卒一括採用のようではないか」 と述べたり、「学校はガンダムを生産していない。 ジムを生産するのである」 とし、「第一志望の大学や上位行に合格した学生はここで、「自分はデキる」 「自分はいけている」 という勘違いが起こってしまい、自分はジムではなく、ガンダムだと勘違いしていく」 と考察されており、ガンダム好きにとっては思い出のシーンが蘇ってくるだろう。(ddnavi.com)                    ツイートこの記事をつぶやく
       貧富の格差は夫婦単位で見ると、いっそう拡大する。医師同士の夫妻を見ればわかるように、金持ちは金持ちと、低所得者は低所得者と、それぞれ結婚することが多いからだ。 『夫婦格差社会』 (橘木俊詔、迫田さやか著、中公新書)が、この実態を切りとった。 名づければ 「パワーカップル」 と 「ウィークカップル」。 深刻なまでの所得差が、個人単位で見分けるよりもよくわかる。                         夫婦格差社会        これまでの議論は、個人単位でやられるのが普通だった。 この本は、社会構成の基本形である夫婦の問題としてとらえた。 「今後の日本社会のあるべき姿を考える上でも大いに勉強になる一冊」 と、読売新聞で経済学者の中島隆信さんが評している。          夫の所得が多ければ妻は専業主婦となり、少なければ共働きをする。 これは一昔前のパターン。 今では、妻が働くかどうかは夫の収入と無関係なことが多い。 「そうならば夫の所得が高くても妻が働く夫婦は、家計所得がとても高くなるだろう」 と、本はいう。          男性医師の22.9%は女性医師と、女性医師の67.9%は男性医師と結婚するそうだ。 「法曹夫婦」 「研究者夫婦」 「管理職夫婦」 も。 高学歴・高所得の 「パワーカップル」 だ。          一方に、その反対「夫の所得が低くても妻が働かない夫婦」もある。 こうした妻の有業率は、本人の意思かどうかはわからないが、毎年下がる傾向らしい。 「ウィークカップル」 は中高卒の若年夫婦が典型的で、年間所得300万円未満の夫と200万円未満の妻というケースが約70%を占める。 危うい社会現象の広がりを、本は指摘している。            合計所得の最も高いグループと最も低いグループの差は、年間800万円を超すというから、格差は拍車がかかるばかりだ。          離婚の影響や 「結婚できない人たち」、地域差も本は視野にいれる。 「金の切れ目が縁の切れ目」 か、結婚生活の維持も格差に左右されるのだろうか。 格差が拡大する仕掛けと現状をひも解いていくと、人のつながりのなんとも切ない一面までが浮かび上がる。          『インターネットを探して』 (アンドリュー・ブルーム著、早川書房)が日経に。 一見ずれたタイトルだが、何か施設があるはずだと世界中を旅した記録だ。 欧米を結ぶ光ファイバー、グーグルのデータセンターなど。 「ネットも実は物理的な世界の中に埋め込まれたものであることを強く意識させられる」 と評者の鈴木謙介さん。 ネットは魔法でも理念でもない。 中国で検閲が行われているというのも、だからできるのかとわかってくる。(j-cast.com)                       ツイートこの記事をつぶやく
                         ケンミン        「秋田県は美人が多い」 「沖縄県民はのんびり屋」 など、出身地別に人の性質や嗜好の傾向を示す 「県民性」 という言葉があります。      これまでにもさまざまな県民性が語られてきましたが、感覚的で、根拠という点では乏しいものがほとんどでした。      その県民性を、統計学の手法から導き出された根拠のあるものとして紹介しているのが『47都道府県ランキング発表!ケンミンまるごと大調査』 (木原誠太郎、ディグラム・ラボ県民性研究会/著、文藝春秋/刊)。        今回は本書の中から、恋愛・結婚にまつわる 「都道府県ランキング」 を取り上げてみます。          ■ 恋をしやすい都道府県1位は?      恋愛をする頻度は人それぞれ。 惚れっぽい人もいればそうでない人もいます。 これを都道府県別に見てみるとどうなるのでしょうか。      「恋に落ちやすい方だ」と答えた人の割合で1位となったのは福島県で42.4%。 これは特に女性に顕著で、友だちから発展していく恋愛よりも一目惚れ恋愛を好む傾向があるようです。      2位以降は静岡県(41.8%)、京都府(41.1%)と続き、最も恋に落ちにくいのは富山県(29.1%)となっています。          ■ 高知県民は結婚満足度No.1      結婚した相手とはずっと仲むつまじくいたいもの。      高知県出身の異性と結婚したら、そんな理想の結婚生活が送れるかもしれません。      高知県民の結婚満足度は67.7%。 大分県(63.8%)、広島県(63.5%)を抑えて全国1位となっています。 高知の男性は優しくて一本気、女性は気性が激しく束縛し合う関係を望みます。 双方ともにストレスをため込む傾向がないことが結婚満足度にあらわれているといえそうです。          ■ 岩手県民は「不倫OK」?      「不倫」 というキーワードで各都道府県民の嗜好を見ると、際立っているのが岩手県民の不倫への寛容さです。      不倫経験者の率は全国平均(23.3%)を大きく上回って1位(32.8%)。 不倫をされても許すと答えた人の数も1位に輝いています。      ちなみに、不倫経験者の率は2位が島根県(30.8%)、3位は高知県(28.0%)、最も低いのは愛媛県(16.6%)となっています。      32.8%というとほぼ3人に1人。 岩手県民は結婚に縛られず、自由な県民性といえるのかもしれません。      余談ですが、「結婚満足度1位」 だった高知県がここでも上位に入っているのがおもしろいですね。        本書では、心理テストや趣味嗜好、恋愛・結婚事情・健康状態などあらゆる分野にわたる225問の設問を3万人以上のモニターに実施。 その回答を出生地ごとにまとめて分析。 膨大なデータの集積から導き出された県民性には、確かな説得力と根拠があり、プライベートや仕事での対人関係に役立ってくれるはずです。(getnews.jp)                     ツイートこの記事をつぶやく
               かるしおレシピ        今週3月25日付けのオリコン週間 “本” ランキング 「料理・グルメ部門」 では、注目のレシピ本が上昇。 国立循環器病研究センター 「国循の美味しい!かるしおレシピ0.1mlまで量れる! かるしお(軽塩)スプーン3本セットつき」 (2012年12月11日発売・セブン&アイ出版)がそれで、BOOK(総合)部門では先週の100位圏外から40位に急上昇、ジャンル別 「料理・グルメ部門」 では3月11日付けでの4位を上回る2位に。 病院発のレシピ本がTOP3にランクインするのは今作が初となる。        「かるしお」 とは、塩を軽く使ってうまみを引き出す、新しい減塩の考え方で、独立行政法人国立循環器病研究センター、略して “国循” が医療の一環として取り組んできた 「少ない塩分だからこそ、美味しい食事」 のこと。 「1食塩分2g未満」 という驚異的に少ない塩分量で病院食を作ってきたという同院の食事が数年前から評判となり、「日本一美味しい病院食」 として多くのメディアで取り上げられ、今作発売のきっかけとなった。      発売直後から話題にはなっていたが、先月2月26日(火)に人気の朝番組 「あさイチ!」 (NHK)で紹介されると、一気に人気が拡大、注文が殺到しているという。 発売元のセブン&アイ出版によると、“減塩” にスポットをあてた病院発のレシピ本はそれまでになく、一番の購買層である年配の方をはじめ潜在的なニーズがあったのかもしれない。      また付録の0.1mlまで量れるスプーンは、売っている所が多くないため、ネットなどでの購入が大変だという年配の方にとても好評なのだとのこと。 今後も大手メディアでの露出が続々と決定しているという同作。 2013年の人気レシピ本になるかどうか、今後に期待がかかる。 (narinari.com)                       ツイートこの記事をつぶやく
                        死の淵を見た男        ちょうど2年たった東日本大震災の、あふれる関連本の中で個性的な3冊が 「3・11」 直前の紙面に載った。 『死の淵を見た男』 (門田隆将著、PHP研究所)は、福島第一原発壊滅の現場にとどまった吉田昌郎所長と所員たち 「決死隊」 の死闘を見つめたドキュメント。 政官民のもっぱら上層部に取材しただけの本にはない修羅場の記録だ。          未曽有の大災害は、国と人々のあり方をも問う。 あの日に何があり、これから何をするべきか、未解明部分が多く、全容はまだ定まらない。 それほど危機に臨んだ人間の姿とは。 生死ギリギリの緊張感が今につながっていることを、この本は教えてくれる。        「ミクロな現場にこだわった」 と、読売新聞で評者の星野博美さん。 著者自身も最悪の事態の中で闘った人たちの 「姿」 をどうしても知りたかったという(まえがきから)。          取材対象は例えば、放射能汚染された原子炉建屋に何度も突入して弁を開けようとした人たち。 最も危険な現場で何があったかを現場を中心に聞きとった。 民間、国会、政府、東電それぞれの事故調査委員会の報告書が出そろっても、いまいち釈然としなかった部分だ。 なにしろ 「現場は真っ暗で調べられません」 なんていう東電サイドのごまかしにコロリとひっかかる調査委員会もあったらしい。 それだけ、この本の意義は大きい。            マクロ的に全体像にせまった 『カウントダウン・メルトダウン』 (上下二巻、船橋洋一著、文芸春秋)が朝日と読売に。 民間事故調をとりまとめた著者が日米の要人300人余に取材した。 米軍横須賀基地から空母が離脱、首都被害を想定した首相談話の用意……現場とはちがったレベルの動きにも記録と議論の価値がある。          政府の混乱、責任逃れとしか思えない本社の対応が現場や市町村長たちの危機感を増幅した。 「まるで太平洋戦争指導部の内幕に通じている」( 朝日の評者・保阪正康さん)、「戦時中の日本とまるで同じではないか」 (読売の評者・星野さん)と、誰もが思う。          マスコミの中で一貫して反原発の視点から報道してきた東京新聞特報面の記事をまとめたのが 『非原発』 (一葉社)だ。 「国民のマジョリティーの声をきちんと反映した」 と、東京新聞で評者の文芸評論家・川村湊さんが薦める。 賛否はあるだろうが、ユニークな紙面にはちがいない。 書評の 「ユーモアの感覚が足りない」 は余分で、これ自体が笑えるトンチンカンな記述だ。 ユーモラスにやることではない。(j-cast.com)                            ツイートこの記事をつぶやく
                         しぶとい人        困難に突きあたったり、人にきついことを言われて、落ち込んでしまったり、心が折れてやる気を失ってしまった経験は誰でも一度や二度ではないはずです。      しかし、何かで大きな成果を残したり、目標を実現するためには、そういった落ち込みや諦めを乗り越える必要があります。      『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社/刊)は、著者の上野光夫さんが、日本政策金融公庫の融資担当という仕事を通して出会った数々の社長の行動から、何があっても諦めない人の特徴を紹介する一冊。      資金繰りや人間関係など、社長は日々さまざまな困難を味わっています。そんな中でも生き残っている人の行動には、私たちがあきらめずにものごとに立ち向かうためのヒントがあるようです。       ■ 痛いところを突かれた時の返し方を決めておく      人は誰でも何らかのコンプレックスを抱えています。      意図してか、あるいは偶然にそこを突かれると、落ち込んでしまったり冷静になれなくなってしまったりして、心に負の影響を与えてしまうのがコンプレックス。 これはあなたの心の弱点と言い換えることもできますが、コンプレックスをなくすことはなかなか難しいものです。      しかし、気にせずにやり過ごすことはできます。      自分のコンプレックスを自覚し、人からそこを突かれたときにどう返すかを決めておけば、心に余裕を保て、落ち込むことも減るはずです。          ■ 精神的にきつい時の対処法      仕事でも勉強でも、あるいはダイエットでも、なかなか思うようにことが進まない 「精神的にきつい時期」 があります。 ここを乗り切れるかどうかで、目標を成し遂げられるかどうかが決まると言っても過言ではありませんが、あきらめてしまう人も多いものです。      上野さんは、精神的にタフな社長の特徴として、精神的にきつい時ほど、「自分を上空10m」 から見ているといいます。      つまり、すこし高い位置から自分を客観的に見下ろすことで、冷静さを失わずにやるべきことに向かうことができるというわけです。        ■ たまにバカになる      何があっても心が折れない 「しぶとい人」 の特徴として、息抜きが上手なことも挙げられます。      私たちは、日々自覚しているものもしていないものも含めて大きなストレス中で生活しています。 たまにはそのストレスを逃がしてあげることは、あきらめずに生きていくためにはとても大事なことなのです。      心身の健康を保つためにも、たまには思いきりハメを外して楽しむ日を意識して作るようにしましょう。        ストレスやプレッシャーに負けないようになれば、目標に向かって進み続けることができます。      本書にはこのほかにも 「しぶとい人」 の行動法則がまだまだ取り上げられていますので、落ち込みやすい人やこらえ性のない人は参考にしてみてください。                        ツイートこの記事をつぶやく
                        危機突破                  『危機突破リーダー』(仲摩徹彌著、草思社)        仲摩さんは海上自衛隊で34年間を過ごし、対潜水艦哨戒機パイロットなど現場勤務を長く務めた。 阪神・淡路大震災(1995年)が発生した当時は、神戸にある阪神基地隊指令をしており、現場の指揮官として救護活動を行った。 その指揮官ぶりは、関西実業界などから高く評価され、退官後に阪急シグマコーポレーション社長となるきっかけにもなった。 その後、経営破たんした第一ホテルの再建に尽力した。 現在は、学校法人二松学舎の理事を務める。          2013年2月に発売された書籍 『危機突破リーダー』 (草思社、1680円)で仲摩さんは、阪神大震災で得られた教訓が、なぜ東日本大震災で生かされなかったかを分析している。         非常時に備えて、普段から部隊の格下・格上を組み替えて部隊運用する訓練をしていなかったため、東日本大震災で現場は混乱してしまった。 また、瓦礫についても法律上、持ち主の了解がないと処分できないため、救援作業が遅れたとしている。 これらの問題は阪神大震災のときから指摘されていたことだという。(j-cast.com)                       ツイートこの記事をつぶやく
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