「デジタル時代にはフリー(無料)で稼ぐ」という、一見矛盾するようにおもえるビジネスモデルを実に分かりやすく解説してくれる。     “おまけ” に代表される無料提供物をつかった商売自体は古くから存在するが、本書に紹介される4つのフリーのモデルの中で、最近目覚しく台頭してしているのが 「フリーミアム」。 これは商品を実費で購入する少数の人々によって大多数のフリーユーザーが賄われることを意味する。     著者は、無限に近い情報量を持つネット社会における限界費用は極めて安いので、ネットを介して商品やサービスを認知して、利用する人数が急激に増えれば容易に回収できると説明する。 より多くの人に知ってもらえば、お金を出して買う人も増えるというわけである。 ただしこの場合、商品の売り方には、一工夫が必要だという。     「潤沢な情報は無料になりたがる」と著者は説く。 最初は希少でも潤沢になれば、早晩無料化への道を進む。 だからこそ、常に希少価値を提供していかなければ、生き残れないと思い知らされた。 と、ジェネックスパートナーズ会長 真木和俊氏は紹介しています。 ツイートこの記事をつぶやく
アメリカの調査会社ギャラップ社の調査によると、日本人の会社への帰属意識は世界最低水準である。 「仕事は好き、オフィスは快適、給料も悪くない、でも、会社は嫌い」 と感じるビジネスパーソンが日本には多いという。 何故日本にはそんなに会社が嫌いなのか? その理由に迫ったのがこの 「世界でいちばん会社が嫌いな日本人」だ。   その原因は、職場の良好な人間関係やコミュニケーションがあってこそ得られる。 「働きがい」 が失われていることに有るという。 同じ社内でも、明るくて生き生きした職場と、暗くて窮屈な職場が出来てしまうのは、上司との関係や、無意識のうちに染み付いた会社の生活習慣病が原因だと著者は指摘しています。   本は2部構成になっていて、第1部では、働きがいを奪う上司や会社の典型例を紹介。 なぜ、日本の会社から働きがいが失われたかを明らかにして、組織を活性化するための方法を説きます。   第2部では、国内外200社以上の企業を訪問してきた著者が、グーグルや堀場製作所など働きがいのある29社のユニークな事例を紹介します。    国や業種、業態を超えて共通する 「働きがいを高めるための12の条件」 を解説しています。   会社や職場に以後ゴチの悪さを感じている方々、従業員の離職などの問題に悩んでいる経営者や管理職にぜひお勧めの1冊です。 ツイートこの記事をつぶやく
面倒で都合が悪くても、社員がやるべきことをルール化して明記。 経営に必要な数字や具体的なスケジュールなどを盛り込んだ「経営計画書」を手帳サイズでつくることで経営は変わります。 ツイートこの記事をつぶやく
本書は、「近代」とは何かを、そしていま世界を席巻している「グローバリゼーション」とは何かを理解するのに必読の書である。 本書を読むとミュージアムとは「近代の新しい『宗教』であり、新しい『神殿』である」 し、その思想は、「全世界を西欧の『世界システム』に組み込んでしまおうとする西欧イデオロギーである」 との指摘にうなずかされる。   痛感されるのは、近代を経済から把握しようとすれば、非常に底の深い理解できないということである。    芸術、国際政治学、社会学、哲学などを総動員しないと、その本質は理解できず、当然グローバリゼーションがもたらすポスト近代も理解できないだろう。   イギリスのナショナル・ギャラリーや、パリのルーブル美術館を訪れて、よくもこんなに芸術作品を世界中からかき集めてきたものだと感心しては勝負にならない。 西欧人にとって「蒐集が『世界の支配(把握)』と道義となる理論形成が行われる」からだ。   と、日経産業新聞の「私の本棚」のコーナーに三菱UFJ証券チーフエコノミストの水野和夫氏が紹介しています。 ツイートこの記事をつぶやく
日経MJに「オー!ファーザー a  family」をインターネットを使って調査を行われていましたから紹介します。   その回答には、   『あり得ない設定のあり得ないストーリーだったが、あり得ないくらい温かい気持ちになった』   『井坂幸太郎らしい作品。 伏線が最後にすべてつながり爽快な気分になる』   『それぞれの登場人物に個性があり、面白く読み進めていくうちにどんどんストーリーに引き込まれれる』   『ありふれた日常を独自の視点で描く作者の世界に知らず知らずに引き込まれていく』   『読後に残る心地よいさわやかさと何気ない小さな物語が一つの焦点に集結していくさまが見事』   『大人の家族が一生懸命協力して日々を過ごしていくところが良かった』   『個性の強い父親たちが魅力だった。 平凡な今の生活に刺激的だった。 恋多き母親たちも羨ましく感じた』   『テンポの良さ、登場人物の個性、主人公のやりとり、どれもとても面白かった』   『奇抜な設定ではあるが、それを軽やかな文章でクライマックスにきちんと昇華させていくところが楽しめた』   と、好感のもてる意見が82%。   残念だという18%は、   『フィクションとはいえあまりにもリアリティーがなさすぎ』   展開が読めてありきたり』   という意見等がありました。 ツイートこの記事をつぶやく
景気低迷で飲食店の経営はおしなべて厳しい。 ただ、そうした逆風下でも、優良なリピター客をしっかりつかみ、利益を生み出し続けている老舗店がある。 その魅力の源泉は何か? 4店のオーナー・支配人に詳しくインタビューしたのが本書です。   登場するのは、銀座 「寿司幸」  有楽町 「アビシウス」  青山 「ダイニズ テーブル」 新橋 「金田中」の4店。   例えば、老舗の料亭 「金田中」の場合。 客が食事を終えた頃、背広の内ポケットから薬を取り出したときの対応には5つある。   ① 普段出す氷水を持っていく  ② 氷を外して水だけ持っていく ③ 白湯にして持っていく ④ 取り出す様子を見逃さず「お水をご用意しますか」と声をかける ⑤ 声をかけられる前に白湯をお持ちしている と、もっとも好ましいのは、⑤の声をかけられる前に白湯をお持ちしている。   教えられなくてもそうしたことが出来る従業員がいるのだという。   中華料理店 「ダイニズ テーブル」 のオーナー、岡田大貳氏は、自分のお馴染みのお客様が1000人いて、そのうち約300人の最新情報は把握しているという。   すべてのお店に共通するのが、顧客1人ひとりを深く理解し、それぞれのニーズに応じたサービスを実現している点。 これならお金を払っても惜しくない、と客に思わせるヒントが満載です。 ツイートこの記事をつぶやく
マイケル・ジャクソンは、ショービジネスの世界に君臨しました。 圧倒的なスターでした。 その通俗的なかがやかしさが、けむがられたからであろう。 音楽批評の世界で言及されたりは、しなかった。 とりわけ、1990年代以降の「オルタナティブ」派からは、冷笑扱いされていてと思う。     そのスターがたどり着いた歩みを、自らもミュージシャンである著者が、おいかける。     リズム・アンド・ブルースに近い所から浮上した。 その後は、ハード・ロック・テイストへ傾斜する。 そして、20世紀末からは、あえて反動的な「キング・オブ・ポップ」の方向へ、突き進む。 そんなマイケル・ジャクソンの足跡を、ポピュラー音楽史のなかへ、位置づけた。     周知のとおり、90年代には、ある少年への性的虐待疑惑で、世の指弾をうけている。 著者は、こうした批判の裏側にひそむ、以外な人間劇をあばきだす。 結局は、マイケル・ジャクソンの価値となった商業的な成功に、問題の根があることを教えてくれる。 大スターの底知れぬ孤独を、思い知らされた。ファミリーとの葛藤、「ウィ・アー・ザ・ワールド」の裏話も興味深い。 と、井上章一氏はこの本を評しています。 ツイートこの記事をつぶやく
もともと科学という言葉は「百科の学」という意味である。 明治時代に、細分化された状態で日本に輸入されました。 その後、科学はさらに専門分化が進み、一般の人にはなじみが薄い、怖い存在になってしまった。      著者は長年、そんな科学を身近な存在として捉え、専門家や「マニア」以外にも手が届くように、科学を伝える仕事で頑張ってきた。     民主党の事業仕分けではスパコンが大問題となったが、著者は、以外にも科学一辺倒の応援団ではない。 むしろ納税者サイドから冷静に事態を見守り、「科学技術は発展して、社会と不可分の存在になっています。 普通の人の『まっとうな感覚の声』に耳を傾け、社会のなかでの科学技術の新たな形を探さなければ、それこそ『科学技術創造立国』は崩壊するでしょう」と警鐘を鳴らす。     たしかに、上から目線で「教えてやる」という態度の科学書は多く、いつのまにかマニアだけの世界となり、一般に人からそっぽを向かれてきた。     社会にとって科学とは何なのか、改めて考えさせられる。と竹内豊氏はこの本を評しています。 ツイートこの記事をつぶやく
日経新聞の夕刊にエンジョイ読書のコーナーに「オープン・セサミ」が紹介されていました。   作家が、急激に変化する瞬間、というものがある。 それまでの作品の中であるいわ執筆の日々の中で、作家が努力を重ねてきた事が、一気に花開く事がある。 本書はそういう作品集だ。   久保寺健彦は、2007年に3つの賞を受賞してデビューした作家である。 それはこの作家の資質と才能と幸運を意味しているが、器用であったことも事実だろう。 しかし、その後の作品を含めて、この器用さが物語りの広がりを抑えいた点も否めない。 これは時間がかかるなか、底に出てきたのが本書だ。   6篇を収録しているが、仕事と格闘する20代、子を持つことの喜びと不安を抱く30代、人生を考え直す40代、と年齢別のドラマが次々に、実に鮮やかに描かかれていく。 それは50台、60代、70代と続いていくが、おやっと思うのは、これまでの作品と異なって、奇を衒わず、地味なドラマを丁寧に作り上げている事。   最初はほんの少しの違いに過ぎないが、積み重なると大きな変化で、全く別の作家の作品にも思えてくる。 久保寺健彦の第2ステージはここからはじまる。と、北上次郎氏は「オープン・セサミ」を評しています。 ツイートこの記事をつぶやく
タニタ食堂は、「日替わり定食」のみを出しています。 メニューは、平均500キロカロリーと大変ヘルシーになっています。 そのタニタの社員食堂でだされる低カロリーの定食レシピを集めた『体脂肪計タニタの社員食堂」が順調に売上げを伸ばしていそうです。   同社は体重計や歩数計など手掛け、体脂肪計では国内トップシェアを誇る。 それだけに社員の健康意識が高く。食堂では1食500キロカロリー前後の「食べているだけ自然と痩せられる」メニューを理想としている。 本書では減量に成功した社員の体験談の掲載。 企業への信頼と説得力が、健康志向の強い中高年を中心に読者の指示を得た格好だ。   初版は、1万2000部でスタート。 最初に火がついたのは東京・丸の内や有楽町のオフィス街。 メタボリック・シンドロームを気にするサラリーマンの心をつかみ、徐々にほかの地域でも販売が広がった。 じわじわと部数が伸びる事が多い料理書には珍しいほどのハイペースで売れているという。   「低カロリー=味気ない食事」という連想を覆し、理想的なメニューながら「満腹感」も得られるという触れ込みが奏功した。   一部の店頭では同社の体脂肪計を設置。 店頭での販促に社員の顔写真いりで「気が付いたら5キロ減」 「体重管理が大助かり」といったコメントを載せたのも効果を上げたようです。  ツイートこの記事をつぶやく
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