2014,04,16

スマホで子守/長時間は駄目 成長に悪影響の恐れ




 スマートフォン(スマホ) で子供をあやしたり遊ばせたりする 「スマホ子守」 について、心身の成長に悪影響を与える恐れがあるとして、小児科医の団体が長時間の利用を控えるように注意を呼びかけている。 親子のコミュニケーションが阻害される可能性があるという。 子供用アプリを提供する事業者側も独自のガイドラインを作成、適切な利用を求めている。




 「早めに電子機器になれさせようと思ったけど、あまり良くないのかな」。 3月下旬、1歳の長女の定期健診のため、東京都文京区の小児科を訪れた母親は待合室に張られたポスターを見てつぶやいた。




 「スマホに子守をさせないで!」。 小児科の開業医ら約6千人でつくる日本小児科医会が昨年12月に作製したポスターで、全国の医院や保育園などに約5万名配った。 




 ポスターは、動くキャラクターや音で引き付ける 「子守アプリ」 であやすことや、自分の時間を作るために子供にスマホを使わせて放置することなどに注意を呼びかけている。 




 同会常任理事で医師の内海裕美さんによると、小児科の待合室でスマホに夢中になる親子の姿が増え、医師の間で懸念の声が高まったと言う。 内海さんは 「親子のコミュニケーションが阻害され、将来的に依存症になりやすくなる恐れもある」 と話す。




 こうした小児からの指摘に困惑する保護者も。 2歳の長男がいる横浜市の男性会社員は 「電車の中で子供が騒ぎ出したらスマホでおとなしくなるのは助かるので、全く使うなと言われても・・・・」 と話す。




 教育アプリを提供するスマートエデュケーションは子供のスマホ利用に独自のガイドラインを作成。 「スマホを親の代わりにせず、親子で会話しながら使う」 などと提案している。




 教育と情報技術の関係を研究する東京大学の山内祐平准教授は 「2歳以下の子供にはあまり見せないほうが良いが、短時間の利用で過度に神経質になる必要はない。 親が適切な利用を意識して、家庭ごとのガイドラインを作ることが大切」 と指摘している。(日経夕刊)



    

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