シンガー・ソングラーター 杉田二郎氏のインタビュー記事が、日経夕刊の 「人間発見」 のコーナーに掲載されてます。今日は2回目をご紹介します。        実家は京都市内の宗教協会。 宗教行事や日本古来の音楽の中で子供時代をすごした。      実家では春夏秋冬、さまざまな行事があります。毎日、朝から参拝の人が訪れ、幼い頃からおとなになじって朝6時から掃除をし、6時半のお参りの後、父(道雄氏)の教導(講話)を聞き、7時に食事をして学校に良くと言う生活を、中学校3年まで続けました。      昔はずいぶんとやんちゃで、姉の話では幼稚園は退園になったようです。 「杉田君が来るなら幼稚園に行かない」 と云う子供が大勢いて急遽保護会が開かれ、僕が辞める羽目になりました。 「僕は非常に苦しい人生のスタートを切っている」。 後年、ラジオの深夜放送で話しましたが、やんちゃな性格は小学校も同じです。      小学校の頃から運動は得意でしたが、特に野球が大好き。 近所に甲子園の強豪、平安高校があって、放課後はよく野球部の練習を見に行きました。 おやじは旧制京都2中で野球部に所属し、同志社大ではラグビーもやったスポーツマン。 その影響もあったでしょう。      ひそかな悩みがおねしょでした。 6年生の修学旅行で伊勢へ行くんですが、おねしょがばれたら大変だ、と心配で仕方が無い。 一泊の旅でしたが。 僕も眠らず、みんなを寝させまいと夜は枕投げなどして騒いでしたんですが、いつの間にか寝込んでしまった。 翌朝、そっとお知りの下に手を入れると、ぬれていない。 ホッとしました。 これは大きな自信になりました。      家は雅楽に縁が深く、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)などの音色に囲まれて育ちました。 親父は琴も引くし、小唄も民謡も上手かった。 姉が笙も吹ける。 叔父は雅楽もやるし、ジャズが好きでした。 お供え物を頂くお直会では、演奏を聞いたり、芸妓さんが三味線に合わせて舞ったりするのを 「おとなの世界は面白いな」 と見ている子供でしたが、音楽には関心が無かったですね。        復興のつち音を聞きながら、中学時代に 「山の向こう」 の世界を垣間見る。      京都は山に囲まれていますが、小学校は伊勢へ行った以外は自分の記憶では余り京都の外へ出たことが無い。 自宅の屋根に上って大文字役なんかを見ながら、山の向こうはどうなっているんだろうと考えていました。 一方、戦災を逃れた京都にいても、名神高速や新幹線の工事が始まり、復興の凄い勢いが伝わってきました。       中学では運動部には属さなかったが、陸上競技も大好きで、京都の区の大会に走り幅跳びの選手として出場しました。 クラブ活動は弁論部です。 家を継ぐなら人前で話す訓練が必要という親父の意向もあったでしょう。 国電や地下鉄、南海電車を乗り継いで和歌山まで弁論大会に出掛けました。 運転席に入れてもらい、眺めた山の向こうの世界に感動しました。      中学3年の修学旅行は東京です。 当時は専用列車で、網棚に寝るやつがいたり・・・・。 帰りの電車のデッキでガールフレンドと話していると 「私、就職するの」 と言います。 「一緒に高校へ行きたかった」。 当時、中学氏卒業後に就職する子が大勢いました。 僕よりはるかに大人びていて、人生に対する覚悟が違うなと驚きました。        中学時代の骨折を機にスポーツはあきらめ、「絶対に無理」 と言われた立命館高校へ入学する。      中2の球技大会で、バスケットボールの試合中に右ひじを骨折しました。 ギブスをはめたままで、利き腕の右手で字がかけない状態が受験まで続きます。 平安高校はあきらめ、立命館か公立へ行こうと考えましたが、先生は 「杉田、立命館は受かるはずが無いから辞めておけ」 と言います。 でも4つ上の姉が勉強を教えてくれたし、模擬テストの成績も悪くなかった。       不思議と試験では姉におそわったことばかりが出たんです。 左手でゆっくり書くしかないから、間違ってはいけないと一生懸命でした。 合格発表の日、僕の番号があった。 先生が 「本当に受かったのか?」 と心じれられない様子なので不安になったほどです。      立命館への通学は路面電車で1時間近く掛かるので、朝の掃除や講話を聞く生活は終わります。 待っていたのはカルチャーショックと音楽の世界でした。                         ツイートこの記事をつぶやく
       丸紅の子会社の丸紅情報システムズ(東京・渋谷)は、紛失したパソコンやタブレット内のデータを遠隔地から消去するクラウドサービスを始める。 より厳格な情報管理を求める企業には、クラウドに代わり専用システム構築も提案。 紛失端末から情報漏えいなどを防ぎたい官公庁や企業に向け、3年間で1億円の売上げを目指す。        クラウドサービスと構築サービスを月内から提供する。 中核となる遠隔消去ソフトにはセキュリティー対策ソフト開発のワンビ(東京・渋谷)の 「トラストデリート ビス」 を用いる。        丸紅情報システムズはワンビと販売代理店契約を結んだ。 これまで蓄積したシステム構築のノウハウを生かし、他社に先駆けて、個別企業向けの専用システムの構築も請け負う。        利用企業はパソコンやタブレットに専用ソフトを導入し、システム管理者がクラウド上や専用システム上の管理画面を使って対象端末を登録。 紛失時の全地球測位システム(GPS)で位置を把握したり、データを消去したりする。        一定時間インターネットに接続しない端末は、仮に取得者が起動に成功しても、貴重なデータが見つけられないようにデータを隠すこともできる。         遠隔消去ソフトは開発が盛んだが、ワンビ製ソフトの特徴はアメリカ・マイクロソフトの基本ソフト(OS) 「ウィンドウズ」 に対応すること。 競合する遠隔消去ソフトはアメリカ・グーグルの 「アンドロイド」 やアメリカ・アップルの 「iOS」 には対応するが、ウィンドウズには対応できない場合が多い。        利用料は10台で使う場合で年額4万9800円。 システム構築の場合は別途費用が必要。         端末内のデータ消去サービスには参入が相次いでいる。 背景には、スマートフォンたタブレット、パソコンと言った私物の端末を業務で使えるようにする 「BYOD」 の広がりがある。        アメリカ情報セキュリティ大手シマンテックが世界24カ国の個人を対象に実施した調査では、既に世界で49%、日本で32%の回答者が 「BYOD」 を実施。 勤務先にBYODのセキュリティポリシーが存在しないと答えた人は世界でで36%、日本では42%で、安全対策が急務になっている。                             ツイートこの記事をつぶやく