2014,02,24

気象庁 東京都心の気象観測店を移転

       東京都心が来年度から “寒く” なる可能性がある。 気象庁が東京・大手町の気象観測店を50年ぶりに移転する方針で、約1キロ離れた公園にある新たな観測点は現在地より最低気温が低めになるとみられるためだ。 新観測点は試験運転中で、気象庁は 「気象データにどのような特徴があるのか調べたい」 としている。        新たな観測点は、日本武道館や科学技術館などがある北の丸公園(東京・千代田区)の木々にかもまれた芝生の一角。 温度計や雨量計が設置され、気温や湿度などリアルタイムで表示するモニター画面もある。        気象庁の本庁者が東京都港区の小学校跡地に移転することが2008年に決まり、1964年から本庁者敷地内にある観測点も移ることなった。 「自然に恵まれ、将来も近隣に建物ができる恐れがほぼ無い」 との理由で北の丸公園を選んだという。        移転による気象データへの影響を見極め、2011年8月から試験運転を開始。 大手町と北の丸公園の2013年12月までの月別の平均最低気温を比べたところ、どの月も北の丸公園が低く、最大で1.8度も下回った月もあった。         立正大学の吉崎正憲教授は 「大手町の観測点はアスファルトの道路やビルなどが周囲にあり、熱しやすく冷めにくい特徴がある。 緑の多い北の丸公園のほうが相対的に気温が低くなる」 と説明する。        一方、つく別の平均最高気温は最大0.6度の差にとどまった。 北の丸公園が大手町を上回った月も10回あった。         試験運用は2014年7月までの3年間で、気温、湿度、雨量、気圧、積雪のデータを観測している。 気象庁によると、観測点の移転は時々あるが、移転前に試験運用するのは始めて。        担当者は 「東京都心は日本を代表する観測点。 国民の関心も高いだけに、移転による影響を正確に把握するように努めている」 と説明する。        気象庁は試験運用が終わった後、正式に東京都心の観測点とする方針。 担当者は 「新旧の観測点の気象状況に戸のような違いがあるか、今後データ分析して発表したい」 と話している。                         ツイートこの記事をつぶやく