ここが足りない        NIKKEI MJによると、東京五輪も決まり、「おもてなし」力で訪日外国人を呼び込もうともくろむ日本。 丁寧できめ細かく、性格といった美点ばかりが強調される日本のサービスだが、死角はないか。 訪日外国人100人を対象に、日本のサービス業への不安を調査。 結果を見ると、最大の壁は未熟なコミュニケーション力にありそうだ。        不満ランキングの   第1位は 「外国語サービスが少ない」    有名なレジャーランドに行ったのに、演出が日本語で楽しめなかった。        第2位 「無料Wi-Fiの設備が遅れている」    日本に行くときは、あらためてレンタルWi-Fiを持っていくようにしている。        第3位 「飲食店の食券システムがわからない」    食堂で自販機を指されたが意味が分からず、店員も日本語しかしゃべらず、あきらめて帰った。        第4位 「飲食店で食べ方を教えてくれない」    牛丼屋で生卵が出てきた。店員も説明してくれず、使い方が分からないままだった。        第5位 「現金しか使えない店が多い」    先進国なのに小さな店ではクレジットカードが使えないのに驚いた。        第6位 「飲食店は値段の割りに量が少ない」        第7位 「禁煙スペースの無い飲食店がある」        第8位 「過剰包装の店が多い」        第9位 「日本円の引き出しや両替をしにくい」        第10位 「対応に柔軟性がない」        第11位 「土産物屋が少ない」        多くの日本のサービス業は長らく、日本人客を想定した商売を続けてきた。調査では、不満とまでは行かないが違和感を漏らす外国人の姿も少なくなかった。 「不満とまではいわないし、事情も分かるけど」 と話すのは30代の中国女性。 「旅館の朝ごはんが早いのがちょっと・・・・。 せっかくの休日、昼前までゆっくり寝てブランチで済ませたいが外国人は多いんじゃないかしら」        実はこうした感覚のギャップにこそ商機が隠れている。 訪日外国人には、日本人の感覚では読みきれないさまざまな潜在ニーズがあるからだ。        「どちらの服が良いかしら」。 試着客に聞かれ、店員がお勧めの商品を一つ選ぶ。 日本ではおなじみの光景だが 「相手が旅行客の場合 『日本ではこんな商品も人気です』 と土産用として他にもいろいろお勧めする」。 すると、一人で10着くらい買ってくれることも珍しくないという。        「日本の店員は丁寧に対応するばかりで、もう一歩外国人のニーズに踏み込めていないことが多い」。 外国人の不満を解消するだけでなく、サービスを外国人発想に少し変える工夫も出来れば、訪日外国人消費は深彫りできそうだ。                              ツイートこの記事をつぶやく