コーヒー自殺        コーヒー、そのほろ苦さは人生の味……。 カフェ・ブームも手伝って、最近ではコンビニでもドリップ・コーヒーが買えるほど浸透している一大嗜好品。 皆さんは1日どれくらい飲むでしょうか。        「前立腺癌のリスクを低下させる」 など、近年コーヒー=カフェインの医学的研究が盛んです。 本日のお届けするのもそのひとつ。 「1日数杯のコーヒーを飲んでいる人は、自殺率がおよそ半分に減る」 という医学報告の話題です。        発表したのはハーヴァード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)のチーム。 研究には、過去にアメリカで行われた3つのカフェイン摂取に関する大規模なリサーチ・データが参考にされました。        その対象と期間は、43599人の成人男性(1988~2008年)、73820人の女性(1992〜2008年)、そして91005人の女性(1993~2007年)。        調べでは、お茶やフトドリンク、チョコレートなどに含まれるカフェイン摂取量は少なく、やはりコーヒーからの摂取がほとんどでした。そして3つの調査期間中に自殺された方が277人いたそうです。        これらのデータを総合して調べた結果が 「1日に2〜4杯のコーヒーを飲んでる成人(男女共)は、デカフェ(カフェイン抜きコーヒー)を飲む人や、めったにまたは全くコーヒーを飲まない人に比べ、自殺リスクが約半分」 というもの。        カフェインは、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど脳の神経伝達物質の生成を促すことが知られています。 責任者ミシェル・ルーカス氏は、「中枢神経を刺激する興奮作用だけでなく、マイルドな抗うつ剤としての働きがある」 と考えています。       とはいえ、「うつ気味な人はコーヒーの量を増やせばよい」ということではないようです。          もともとカフェインに対する反応には個人差があり、各人が日々習慣にしている摂取量がその人の適量(あるいは限界)なのだとか。 それ以上とると、体調不良や不快感などの副作用の方が大きくなる可能性が高く、危険なことも。        ちなみに今回のデータからは、日に2~3杯飲む人と3~4杯飲む人とに大きな差は見られませんでした。 習慣のある人には 「おおよそ日に2~3杯、400mg程度のカフェインが効果あり」 としているようです。        それ以上飲む場合との関係性は、残念ながらデータ不足で不明。 ただし、過去にフィンランドで行われた別の研究では、「1日8~9杯飲んでいる人が最も自殺率が高い」 という報告も。 飲み過ぎ注意! ですね。(rocketnews24.com)                    ツイートこの記事をつぶやく