2011,11,30

アメリカ版だけ全く違う! 雑誌「TIME」の表紙に騒然。

      TIME        情報化社会と言われるだけあって、情報が広まるまで驚くほど速くなりました。        情報が発信されると、たちまちのうちに世界中へ伝達されますが、国の事情により、同じ内容が発信されない場合があります。        世界中で発売している雑誌 「TIME」 の表紙が、なぜかアメリカ版だけ違うと話題になっていました。         タイムヨーロッパ版         タイムアジア版        「革命が帰ってきた」 という大きな見出しで、ヨーロッパ、アジア、南太平洋で出版されていた表紙が、アメリカだけ全く違うものになっています。        アメリカの表紙の見出しでは、「なぜ不安を持つことは良いのか」 と、他の地域とは全く違う健康トピックスになっているのです。        当然ながらアメリカ版だけ違うことに 「なぜ?」 と疑問を抱くわけですが、ちょうど反格差デモや暴動が起きているタイミングもあって自重したのか、それとも何らかの圧力でもかかっているのか、その理由をいろいろ考えさせられます。        この件に関して、アメリカを含む世界中からコメントが寄せられていました。          海外掲示板の様子を抜粋してご紹介します。        ・みんな寝ようぜ。    ・アメリカ人は繊細すぎて、まわりで起こっている現実に耐えられないんだ…。    ・どっちが皮肉かわからんな。不安が自分に良いってのか?    ・この表紙の変更は、私たちに世界で起こっていることを見せたくないのか、それともウォール街占拠を考慮すると、避けたいトピックだったのか、どっちなんだろう。    ・自由は奴隷、無知は強さ…不安は平和?    ・アメリカが実際の世界に耐えられないんだと誰かが主張していたが、そしてそれが理由かもしれないが……。 それにしても、私以外にもこのアメリカに向けたメッセージに当惑している人はいないかな? この4年ほど経済的に苦労しているってのを 「不安は人に良い?」 って。 アメリカン・ドリームに不満や幻滅しているアメリカ国内の人々に、「黙って働け、ストレスは体にいいんだよ、何もないから働け」 と言ってるように見える。    ・この表紙がまたいいぞ。  TIME Magazine — U.S. Edition — October 24, 2011 Vol. 178 No. 16  他の国々:「なぜアメリカはアフガニスタンを助けないのか」  アメリカ:「サイレント・マジョリティが帰ってきた」    TIME Magazine — U.S. Edition — April 2, 2007 Vol. 169 No. 14  他の国々:「タリバニスタン」  アメリカ:「なぜ公立の学校で聖書を教えるべきなのか」    TIME Magazine — U.S. Edition — September 20, 2010 Vol. 176 No. 12  他の国々:「パキスタンの絶望」  アメリカ:「学校を偉大にするものは何か」    TIME Magazine — U.S. Edition — April 6, 2009 Vol. 173 No. 13  他の国々:「今こそみんなで」  アメリカ:「過剰に終止」    TIME Magazine — U.S. Edition — November 3, 2008 Vol. 172 No. 18  他の国々:「借金の海」  アメリカ:「選挙の日におかしくなりそうなこと」    TIME Magazine — U.S. Edition — September 28, 2009 Vol. 174 No. 12  他の国々:「中国の時」  アメリカ:「狂った男」    TIME Magazine — U.S. Edition — August 8, 2011 Vol. 178 No. 5  他の国々:「イスラムを通る旅」  アメリカ:「雑用戦争」    ・ちょっとこれは恐ろしいことだろう。    ・TIMEの編集長が、我々にそんな小さな信頼しか持ってないことに残念だ。    ・もう彼らを「ニュース」と呼ぶのをやめるべきだね。「エンターテイメント」と呼ぶべき。    ・気に入る気に入らないに関わらず、TIMEは賢いと思うね。 これがアメリカの読者が読みたいことで、それはアメリカ以外で起きていることと違うだけだ。 メディアが情報を止めていると責めるが、世界で起こっていることを聞いたところで気にもしないんだ。 自分はアメリカから海外へ移住して、初めてアメリカが民族中心主義だったことを知ったよ。 あんなにアメリカを脱出したがっていたにもかかわらず、話す内容は 「アメリカではこうする…」 とか、  「これがアメリカだったら…」 とか 「この店にはアメリカ製品がない」 とか、俺だけじゃなく他のアメリカ人もそうなんだ。 他の国から来た人々がどうやって自分の国籍にこだわらず、世界の一員と思えるのがまだ理解できない。うらやましいよ。    ・いつもいつもそんな時ばかりではない。  TIME Magazine — U.S. Edition — November 14, 2011 Vol. 178 No. 19  他の国々:「どうしてお母さんはあなたを大好きだったか」  アメリカ:「アメリカで、また這い登れるか」    ・アメリカ人としては侮辱だね。TIMEの編集者がアメリカ人の世界に関する事柄に対し、バカ、無知、無関心と見ているね。    ・残念ながら編集者は正しいってことだ。        商業誌である以上、冊数を売るのが目的なので、表紙を読者好みにするため独自の変更をしているとの言い分があるようですが、少なくともアメリカ人が見たいものや求めているものが、他国とこれだけ違うというのは興味深いことです。 (labaq.com)               ツイートこの記事をつぶやく