2011,11,13

「米で育て ブランド豚」  平田牧場社長 新田嘉七氏。

       「何もしなければ何も始まらない」 をモットーにする。 添加物を使わない国産素材にこだわり、食品自給率向上に貢献しようという 「良い食の会」 の運動に力を入れる。          健康志向が高まる中、食の安心、安全に気を配る人が増えています。 ただ、自宅で食べるときは気配りをしていても、外で食事をするときはどのような食材が使われているかが良くわかりません。 その点は不安を感じている人も少なくないはずです。      そこで小売店や外食店を営む私たちが、安心・安全の国産素材で添加物や化学調味料を出来るだけ使わない商品や料理を提供しようと始めたのが 「良い食の会」 です。 山形県内の農業生産者やデリカ店、菓子店、旅館などの方々と共に、昨年7月に設立しました。 会員会社に共通する思いは 「伝統を守りつつ 『良い食』 をつくっていこう」 ということです。 鶴岡市内の店がモデル店になっています。      会のシンボルである緑の旗を掲げた台1号店は、昨年、鶴岡市の映画館に開設した、古き良き日本の食堂スタイルの直営店 「ヒラボク食堂 鶴岡まちキネ店」 です。 「敷居はなるべく低く、志は高く」 を基本に広く呼び掛ける中で、会に賛同してくれる店の和が山形県から東京、北海道、香川県などに広がってきました。 今では、全国に92社132店舗になりました。 当面は、全国の外食店舗のほぼ1%にあたる、約7000店に増やすことを目指しています。              ブランド豚育成のため飼料用米の活用に力を注ぐ一方、米や野菜など地場産や国産素材にこだわる。          食糧自給力の向上を目指しためにも、平田牧場の店舗では旬のモノや国産素材に徹底してこだわっています。 とんかつに付き物のキャベツや伝統野菜の平田ネギなど地場産品が手に入る時は使うようにしています。      外食店などで用いるコメも、新しい銘柄米として注目を集める山形産の 「つや姫」 にこだわっています。 お客様から 「おいしい」 という評価もいただいていますので。 食の安心・安全のために、外食店で使う食材の産地表示も積極的に進めていきたいと思います。            子どものころからずっと身近な存在だった豚への愛着は人一倍強い。          豚は本当にかわいいですね。 生きがいでもあり、私の生活とは切っても切り離せません。 日々豚に感謝しながら生きていきます。 豚肉は何よりも美味しくて健康的、しかも経済的な食材です。 朝はハムやソーセージ、昼はとんかつで夜はしゃぶしゃぶや焼き肉と3食豚を食べる日もあります。 飽きることは全くありません。      豚肉は和洋中と、どのような食とも相性が良い。 本当に素晴らしい動物性たんぱくです。 これからも 「牛より美味しい」 「豚作りに取り組むことで、社会に貢献していきたいと思っています。            東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方。 成長の基盤だった東北の復興、再生に貢献したいとの思いは熱い。          東北地方は日本の農水畜産業の重要な拠点です。 私たちの会社も東北の豊かな環境の中で育まれてきました。 東北は元気に再生できるように私たちも最大限の努力をしていく考えです。 そうした思いから、各店舗で売上高の1%を被災地への支援にあててもらう活動などをしてきました。 これからも出来る限りの支援活動を持続していきたいと思います。      地場企業として果たしべき大きな役割、過疎化が進む地域を守り、活性化していくために生き続けていきます。 豚の飼料となる飼料用米の生産量を拡大することで、食料自給率向上に寄与していきたい。       また 「日本一の豚作り」 を追求し続けることで、地域の雇用と需要を拡大していきたいと思っています。 豊かな自然に恵まれ、人が住みやすいこの地に土着し、この地から食文化の様々な情報を発信し続けていくことを夢見ています。        と、日経夕刊の 「人間発見」 のコーナーに平田牧場社長 新田嘉七氏が紹介されています。 今回で最終回となります。                    ツイートこの記事をつぶやく