調査会社の富士経済は小売業のプライベートブランド食品について、2010年売上高の前年比伸び率が6.9%にとどまる見込みとの調査結果を発表しました。      2009年までの2ケタ増のから大幅に縮小しました。 食品全体 (生鮮・総菜を除く) の売上高に占める割合は10%に迫っており、市場が成熟してきたようです。      2010年のプライベートブランド食品は前年比6.9%増の2兆4265億円でした。 2008年の前年比17.4%増、2009年の前年比18.1%増と比べると大幅なペースダウンとなります。 富士経済は2011年も7.8%と1ケタ増にとどまると予測しています。    最大の要因は市場の成熟。 食品全体の売上高に占めるプライベートブランドの割合は2007年の6.1%から9.3%まで上昇しました。 2011年には9.9%とほぼ1割に達する見通しです。     富士経済は 『ナショナルブランド (NB) が値下げした結果、プライベートブランドの価格優位性が薄れた』 とみています。    プライベートブランドの市場規模が最も大きい分野は 『パン、練り製品、漬け物など』 で7.3%増の7200億円。 なかでもパンは3553億円で、売上高に占める比率は20%に達しました。 2番目が 『チルド飲料・乳製品』 で6.5%増の3284億円、3番目が 『菓子』 の2340億円でした。      プライベートブランドはし好品には不向きといわれる。 調査でも、缶コーヒーの売上比率は0,7%、ビール類は1.2%、ガムとキャンディー・グミが2.3%だった。 ただビール類では、イオンが 『バーリアル』 を投入するなどプライベートブランドが相次いでおり、売上比率が高まる可能性がる。       ツイートこの記事をつぶやく
     J・フロントリテイリングは4月19日に増床開業する大丸梅田店 (大阪市) の運営体制を大幅にスリム化します。 売り場面積は6万4千平方メートルと従来より6割増やす一方、東急ハンズなどのテナント導入で正社員数は半分に抑えます。     5月開業のJR大阪三越伊勢丹、来春増床の阪急百貨店梅田本店に対抗するするのが狙いです。 効率経営を掲げる同社の中で最も進んだ店となる。      店内には東急ハンズ、ユニクロなど大型専門店にテナントを導入します。 売り場面積の約15%を占めます。 大家である西日本鉄道 (JR西日本) から借りたスペースをまた貸しする格好になるが 「他の施設に比べて割高な家賃ではない」 という。    主なテナントは上層階に集めて、”シャワー効果” をもたらす集客装置と位置付ける。 昨年11月の一部改装でポケモンセンターやトミカショップを開業したところ、週末の同店の客層は親子連れが8割を占めるようになり、独身女性中心から様変わりしたという。    ほかには百貨店自身が仕入れ販売するケースが多いリビング雑貨や酒類の売り場運営を卸など取引先に委ねた。 これまで多くの社員をあたたきた自社編集売り場は全体の30%から15%に減らします。     「過去に例のない縮小」 になると村田荘一店長。    管理部門では大丸心斎橋店と総務人事を統合します。    一連の運営見直しで百貨店の正社員数は約300人と増床前から半減します。 JR大阪三越伊勢丹の家主が同社に過半出資するJR西日本、阪急本店の家主が阪急阪神グループであるのに対し、大丸梅田店は純粋な賃貸物件である。 それだけに総人件費の削減が 「梅田戦争」 を勝ち抜くカギとみています。      一方で、営業体制は販売力を維持するため再編します。 主賓分野ごとに6つあった部署は、① 1~7階の婦人服・雑貨 ② 8~13階 などの紳士・子ども・宝飾・テナント ③ 地下街など食品の3つに集約。    分野を超えて商品企画や販売支援に取り組みます。     15階の催事場はあえて企画から運営まで人手をかけるようにし、マンネリ化を避けます。       ツイートこの記事をつぶやく
       1989年の 「ライアーズ・ポーカー」 で投資銀行の愚行を描いた著者が、20年ぶりに金融の大きなテーマに取り組んだ。     「サブプライムローン (信用力の低い個人向け住宅融資) にまつわる大変動を予測し、財をなす準備をあらかじめ整えていた人物」 との問いから始まり、世界金融危機の反対側にいた特異な3者が登場する。    まずは 「人の機嫌を損ねる才能に恵まれている」 元弁護士で辛口の株式アナリストだったアイズマン。 2005年には 「ウォール街で働く非常に多くの人間が、自分の仕事の内容をまったく理解していない」 という認識に至る。 続いて医師で2004年に 「サブプライム・モーゲージ債を空売りする方法を模索していた」 バーリ。     2005年には早くも金融破綻に6000万ドルを儲け始めていた。 最後は2人の若者がアメリカ・カルフォルニア州で創業したコーンウォール・キャピタルだ。    いじれも一般的な金融史には残らないかもしれないが、大きな役割と警告を残してくれた。       「リーマン・ショック・コンフィデンシャル」 と合わせて読むと、さらに面白い。 とGEキャピタル社長 安渕聖司氏が 『世紀の空売り』 を紹介してます。             ツイートこの記事をつぶやく
       外食大手のすかいらーくが発表した2010年12月期の業績は単体ベースで最終損益が78億円の赤字でした。      将来の店舗撤退費用も前もって損失計上させる新会計ルールを導入し、53億円の特別損失を計上したことが響きました。       最終赤字は3期連続。      ただ、調達先を見直して仕入れ費抑制をしたことなどが寄与して、105億円の赤字だった前期に比べると赤字幅は縮小しました。      経常損益の黒字は48億円と、3億円だった前期から大幅に改善しました。 経常黒字は2期連続。 仕入れ費抑制や、セントラルキッチン (集中調理施設) を活用して店舗の生産性を上げたことなどが貢献しました。      売上高は期末店舗数が2282店舗と2009年12月末に比べて13店舗減った結果、前期に比べ2%減の2420億円だった。 既存店売り上げ高は0.6%減とほぼ前年並みでした。 連結決算は3月中に公表する予定です。      すかいらーくの筆頭株主は投資会社の野村プリンシパル・ファイナンスで、傘下の投資組合と合わせると77.7% (議決権ベース) の株式を保有しています。       ツイートこの記事をつぶやく
     UCCホールディングスの全額出資子会社で業務用卸のユーシーシーフーゾは全国の飲食店から公募したコンテストで入賞した朝食メニューの販売を5月から始めます。      3月中に全国4地区でそれぞれ優勝作品を決め、取引先に販売を推薦する商品を決めます。 ユーシーシーフーゾの主な取引先である個人経営の喫茶店の活性化につなげる狙いです。      東京地区ではすでに当選賞品が決まっており、『自家製ソーセージと元気野菜のサンド』 が推薦させることが決まった。 4月からユーシーシーフーゾが全国に約10万件ある取引先に、メニューが載ったチラシの配布など販売を担ってくれる店を募ります。      5~7月に店舗でメニューの提供を開始します。 同期間に来店客に携帯電話を通じて提供する4商品のなかから一番美味しかったメニューを選んでもらい、8月中旬にグランプリを決定します。      ドトールコーヒーなど大手コーヒーチェーンも朝食メニューの導入などで朝の集客力を高めています。      ユーシーシーフーゾも主な取引先となる個人経営の喫茶店向けに独自メニューの提供とコンテストの開催で活性化につなげます。       ツイートこの記事をつぶやく