2011,01,31

『文明崩壊 (上・下)』  ジャレッド・ダイアモンド  著

     合理的に行動するための原則は人それぞれだが、その目的は個人や個人が属する集団、国、人類などの利益を守ることである。    人類の利益を優先することが大儀と呼ぶのに最もふさわしい。 一方で、そのための行動や国の利益を損なうことになりかねず、単純ではない。    世界中の人がアメリカ人と同じ水準の生活をすれば資源が足りなくなるのは明らかである。 だが、底辺の生活をしている人たちが清潔水準を高めようとする努力を否定することもできない。 外から資源が得られないのが明らかな状況で森林資源を消費し尽くすまで巨大なモアイを作る競争をしていたイースター島の島民のようである。 ゲームの理論でいう共有地の悲劇である。      著者は過去の文明崩壊と現代の類似性を指摘しつつ、悲劇をまぬがれた江戸幕府の森林保護政策などを示し、まだ我々にも自分自身を救うチャンスがあると説きます。      大切なのは我々が自分たちの置かれた状況を正確に理解すること。 その出発点として多くの人にこの本を読んでもらいたい。 と日経産業新聞 私の本棚で、MonotaRO社長の瀬戸欣哉氏が 「文明崩壊」 を紹介しています。              ツイートこの記事をつぶやく