2009,07,31

青色発光ダイオードを作った男 中村修二

昨夜に放送された 「ルビコンの決断」 に中村修二 青色発光ダイオードを作った男が出演していましたらちょっと紹介します。   今回は、前編の青色発光ダイオードを作る研究者の中村修二の魂の苦労話です。   中村修二は、徳島大学を卒業して地元の徳島県阿南市しにある日亜化学に入社。 会社の駐車場の片隅に倉庫のような研究室で、赤色発光ダイオードの開発に従事していました。  当時の、小川信雄社長は、彼を 「物づくりがよく分かっている。 真似するだけでなく自分で独力している。あれこそ、研究者の鏡や」 と認めていた。 失敗しても失敗しても実験を繰り返す。 そんな中、自分の研究をしたくて “青色発光ダイオードもやりたい。 これが出来れば1600万色が出来て世界が変わる” と訴えるも大手が大金をかけても作れないものが・・・・・・と、一蹴されてしまう。  それ以来、研究者としてのジレンマに悩まされていた時、京都大学出身が上司として入社。  更に不満が募る。 中村 「物真似ではなく、新し物をつくりたい」 同僚 「何をやりたい」 中村 「青色だよ」 同僚 「もっと、上を見なさい」 中村 「何!?」 同僚 「理解ある社長や!!!」 中村 「当たって砕けろや」 そこで、社長に直談判  中村 「青色がやりたいんだ」 社長 「ほな、やれ!!!」 中村 「やってもいいんですか???」 社長 「直接 言いに来たんだからやりたいんだろう」 これで、青色発光ダイオードの研究が出来ると確信。   ここで、いかに発光ダイオードが素晴らしいかを見ると、              消費電力         二酸化炭素排出量 白熱電球         36W              562kg 蛍光灯           8W               125kg LED             4W                64kg   これを見れば一目瞭然です。 どれだけ素晴らしい物かということです。 革命的です。   中村は、研究の中であることが閃き、社長にまた直訴。 費用は、約3億円  当時の経常利益が8億6千万円  痛い出費だがOKが出て、更に勉学のために留学をも認めてもらう。 留学するもアメリカの研究者には “論文を書いていない” と相手にされずMOCVD装置の組み立ての作業をさせられる。   だが、 これが後に効をもたらす結果となる。   青色発光ダイオードには、二つの材料が有って一つは、「セレン化亜鉛」 これは、簡単に扱える。 窒化ガリウムは、誰もやっていないから、どうせやっていない物でやっていこうと決意。  研究に没頭する余り会議にも出ることなく研究に研究。  なかなか、滑らかな結晶膜が出来ず、横から流し込むワンフロー方式だと滑らかさが出ない。  ある時 “閃いて” 上からガスを流し込むツーフロー方式変えると飛躍的に進み遂に試作品が出来あげる。  更に改良に改良を加えて、10時間という長い時間光る目標を達成。  特許を申請する。  特許は、公開すると真似される可能性がある。  この特許が後の争いごとになるとは・・・・・・・・。   木村さん 「何故、ガリウムに拘ったか?」 中村氏 「ガリウムは、何も無かったから、それが、本当の理由。  研究開発は、ギャンブルみたいなものです。  アメリカの学生は、ギャンブルをやるんです。  googleなんてそうでしょう」 木村さん 「決め手はなんだったのですか」 中村氏 「会長に見せたかった」  応援してくれた人には、やはり成功したところを見せたいのが人情ってもんです。 遂に、明るくて、寿命が延びて1,000時間もの画期的で商品化できる確信し、アメリカでの講演で中村の研究の成果が認められる。 会社は、早く製品化して投資したものを回収したいと申し出るが、中村は、まだ、早い完全化したものを出さないと大手に追いつかれてしまうから、青色を更に青色に研究して今までの100倍の明るさを開発して2008年には2000億円の売上を達成。   マスコミは、 “青の男” として世界に紹介されるに至る。 中村氏は 「なまじ、大手にいたら私なんかは、弾き飛ばされていた。 だからこそ、オーナー会社に居たからこそなんです」 と云う。 今や、青色発光ダイオードは、信号機、電球、携帯のバックライトに使われ、ハイブリット車のプリウスにまで使われています。  その伸びは、2004年では6600億円  2010年には、1兆6000億円に伸びるといわれている。 司会者の木村さん 「そのうち、ノーベル賞を取るんじゃないですか?」 の問いに、 中村氏は 「私は、物造りですから・・・・・」 と謙遜。   この8年後、なんと会社に200億円の訴訟をすることとなるんです。   また、次週が楽しみです。 ツイートこの記事をつぶやく